ダイソンの最も吸引力の高いロボット掃除機 「ダイソン360Eye」発表

スポンサーリンク


ダイソンが、最も吸引力の高いロボット掃除機 「ダイソン360Eye」発表した。
2015年春に発売予定で価格は未定。
ダイソンのサイトで、電子メールで発売情報の登録を受付中

http://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/robot/360eye/360-eye-nickel-blue.aspx

「吸引力は(ルンバの)20倍。サイズも半分で、これまで入れなかったところにも入って掃除できる」

開発に16年かけたという 「ダイソン360Eye」を抱えるジェームズ・ダイソン氏

ダイソン氏の開発執念はまさにダイソン社のブランドともいえる。

 

ダイソン7つの法則
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20060724141209.html

いままで、白物家電なんて正直バカにしていた。機能で家事を便利にさえしてくれればよかった。冷蔵庫に電子レンジに洗濯機にエアコン、そしてかつては掃除機。
ワールドプロレスでは、三菱の「風神」がコマーシャル明けには必ず、リングを掃除していたし、相撲でもNHKに写らないところで、土俵に掃除機かけていたりしていた。
そう、掃除なんて作業は好きな人はいない。掃除という行動は決して楽しくない。しかし、掃除した後のキレイが「見える化」すると顧客は満足に変わる。

ダイソンの場合は、さらに、今の空気よりもキレイな空気を掃除機から出すという。

【第一の法則】”気づきの瞬間”は普段からの興味から訪れる
【第二の法則】”熟成期間”を経なければ、ひらめきは訪れない。
【第三の法則】”ひらめきの瞬間”は、何気ないところから。
【第四の法則】ひらめきを具現化するR&D
【第五の法則】製品とサービスの差別化
【第六の法則】社会的影響力のマーケティング
【第七の法則】リーチとフリーケンシー

「ダイソン」の掃除機は、もはや知らない人がいないほどの掃除機だろう。デザイン、機能、企業イメージ、問題は価格だけだろう(笑)。いつかは欲しいと願った「掃除機」はダイソンだけである。

掃除機で有名になった。「ダイソン」の発明者であるジェームズ・ダイソンの場合はこんな感じだ。

【第一の法則】”気づきの瞬間”は普段からの興味から訪れる
ダイソンは毎日見慣れているものでも、使いやすさを求めて、さらに改良を重ねるのが好きな男だった。ある日、ダイソンが掃除機をかけていた時、吸い込んだゴミが紙パックの網目を塞いでしまいゴミが吸えなかった。

【第二の法則】”熟成期間”を経なければ、ひらめきは訪れない。
ダイソンは、なんとか網目をふさがない方法がないかと思案する熟成期間に入る。

【第三の法則】”ひらめきの瞬間”は、何気ないところから。
ある日、塗装工場で「サイクロン」という飛び散った塗料を吸い込み集める印刷機械を目にした。この原理を掃除機に使えると直感的に感じた。

【第四の法則】ひらめきを具現化するR&D
この原理を掃除機に応用できないかと考え、5年の歳月と5127台の試作品を経て世界初の紙パックのいらない掃除機を生み出した。

【第五の法則】製品とサービスの差別化
しかし、紙パックのいらない掃除機は値段が高く、売上げにはまったく結びつかなかったが、紙パックがいらないという点に、日本の大企業が興味を示した。

【第六の法則】社会的影響力のマーケティング
自国だけではなく、口コミが伝わりやすく、最先端に敏感な日本を営業にしたことが採算に乗った。初期モデルは20万円以上もする業務用掃除機であった。

【第七の法則】リーチとフリーケンシー
日本での成功をもとに、現在の「DC12」を世界35か国で販売することができた。安くなったといっても、73,800円(税込)という価格であるが、吸引力が落ちないというサイクロン方式の特許もあり、一度使った人たちが、新たに買い足し、さらに人に勧めるということでヒットしている。

、起業家の行動のほとんどが、この法則性に適合する場合が多い。億万長者になる起業家たちは、単に金儲けをするために事業をはじめたのではなく、ユーモアや慈愛や創意と工夫に満ち溢れている点をこの番組は強調している。

喰っていくために働くのではなく、もっと、楽しくしたり、便利にしたり、社会に役立つことを考えて、飯が食えるという生き方は、とてもクリエイティブだと思う。

はじめて、Macintoshを買った日のことをみなさんは覚えているだろうか?
白いパッケージ、ボンダイブルーのパッケージ、ダルメシアンなパッケージ、シンプルな4色掛け合わせの白と黒。おごそかな装丁のiPod ……。ジェネレーションによって違うが、アップル社と顧客との最初の接点はいつも段ボール箱からだ。

しかし、そこが一般メーカーとアップルの違うところだ。一般メーカーは、パッケージなんて、商品が壊れなければ茶色の安い段ボール箱でいい。しかし、アップルはそこに、製品デザインと同様の気を使っている。

それは、なぜだろう? 大枚はたいて買った製品が家に到着した時のワクワク感を知っているからだ。パッケージを開けた時に、マニュアルがドッサリと無造作に出てくるのではなく、理路整然と、「最初にお読みください」が段ボール箱を開いた一番上に厳かに鎮座している。

ボクは、なんて礼儀正しいメーカーなんだと感じた。日本のメーカーは、カタログは立派なのに、マニュアルはモノクロで写真すら入っていない。特にカメラメーカーのマニュアルほど酷いものはない。これから楽しい写真の世界で表現したいと思っている顧客に、いきなりこれは表現のマシンではなく、精密機械だと冷や水を浴びせるのだ。

素敵なレンズ群やフィルターを利用すると、もっとあなたの光と影の芸術はひろがりますよ! といった提案なんて、皆無である! 日本のメーカーは馬鹿か! と声を大にしていいたい。

ダイソンは、掃除機専業メーカーであるが、アップルのマーケティングコミュニケーションを家電品にうまく持ち込んだと思う。

カラーでいい紙質のマニュアル。内容はイラストをふんだんに使い、組み立てから、保存方法まで示す。

組み立てはともかく、ボクはダイソンのしまわれ方に美意識をとくに感じた。長いホースを、消費者が勝手に巻き取るだけではなく、可能な限りコンパクトに、しかも、キチンとおさまるようにデザインされている。掃除機なんて、リビングにおきたくないけど、ダイソンならば別、ダイソンユーザーです! と胸をはっていいたくなるほどだ。

サイクロン型といって、売れているから、安易にモノマネに徹する日本のメーカーに辟易としてきた。ジェームズ・ダイソンは一介の掃除機のセールスマンだった。紙パック式にすれば、本体がつぶれないかぎり、補充品として売れ続ける。ダース単位だから、一度市場に押し込めば、売り場の棚は確保できる。ナイスなビジネスモデルだ。ゼロックスが発明したリフィル(交換)型のビジネスモデルである。

ダイソンがすごいのが、実は紙フィルターなんて、誰も望んでいないことをフィールドワークから感じていたことだ。紙フィルターいらずで、ワンタッチで手も汚さずにゴミをポンと捨てられる。しかも、こんなにゴミがとれました!といわんばかりにスケルトンボディーがゴミを見せてくれる。掃除という、ある意味ネガティブな必須行動を、ダイソンは「よく吸うなあ!!!」という感激に変えてくれた。

近い将来、iRobotやルンバ、二足歩行ロボットが掃除をしてくれる時代がやってくるだろう。しかし、これがあれば清潔な暮らしができるという、物理的よりも精神的な満足を与えてくれるメーカーは稀有な存在である。

ダイソンのマニュアルは、アップルの「リードミーファースト(最初におよみください)」のようなカタログに「ダイソン製品のオーナーになられたお客様へ」から始まる。

掃除機に対して、オーナー意識はなかったけれど、ダイソンのオーナーマインドには、この製品が単なる生活便利家電品でないという意味を感じとることができた。

パッケージデザインの「見える化」以外に、故障がおきたら、掃除機自身が、アナログ電話回線で故障具合をメーカーに知らせる機能を持っている。巷にあふれるCTI利用のサポートセンターに、「まるまるな方は、1番。」「ペケペけな人はこう」ではなく、掃除機がしゃべるのである。とてもユニークなアイデアだ。

そのうち、掃除機がセコムと提携して、不審物がありそうだと電話で通報するとか、いまあるより空気がキレイになるなら、エアコンメーカーとコラボレートすればいい。

掃除機でもこれだけ進化できるのだから、他の家電、冷蔵庫や洗濯機ももっと楽しくなってもいいだろう…。

 

ダイソンの次の発明は、蛇口だった! Dyson Airblade ダイソンエアブレードハンドドライヤー

掃除機、扇風機と既存製品とは全くちがうイノベーションを生み出し続けるダイソンが、目をつけたのは、なんとトイレの蛇口だった!

ダイソン エアブレード ハンドドライヤー
水と温風がひとつの蛇口から。流石だ!
誰も不便に感じていない不便をみつけることが、ダイソンのイノベーションだ。

今度はクルマのワイパーとかを、ぜひダイソンがイノべーションして欲しい!

なぜならば、

ダイソンは「空気を動かす」技術に特化した研究開発とエンジニアリングの企業だからだ。

ダイソンの新製品発表には1つの特長がある。必ずといっていいほど「何人のエンジニアが何年をかけて開発した」という説明が付くのだ。国内の家電メーカーではほとんど語られない部分だが、ダイソンはさらに研究開発に投じた金額も公表する。ときには製作したプロトタイプの数、開発の過程で行った実験の回数までも明らかにする。

4月9日に発表された「エアブレード」ハンドドライヤーシリーズは、「125人から成るダイソンのエンジニアチームが3年近くにわたり実施してきた集中的な研究開発と4000万ポンド(約68億円)の投資による成果」だ。プロトタイプの数は3300個以上、手洗い実験は2億1300万回以上も行われた。それを数えた人がいることにも驚かされるが、エンジニアたちの功績を評価し、そのための資金を重視する姿勢は新鮮だ。近年、コストダウンという“功績”ばかりが目立つ国内メーカーとは対照的に見えてしまう。

日本ではダイソンを“掃除機などの家電メーカー”と認識している人が多いと思うが、それは表面的に見える部分だけだ。ノックス氏によると、ダイソンは「空気を動かす」技術に特化した研究開発とエンジニアリングの企業だという。

 

ダイソンの製品開発は、市場性から入る形ではないようだ。ジェームズ・ダイソン氏が語ったエアブレードの開発経緯は、「あるエンジニアが10年前から“シート状の空気”の実験をしていた。その目的や詳細は話せないが、あるとき1人のエンジニアがこの空気を使って手が乾かせると気づいた」。つまり、最初は別の目的で研究開発していたが、その成果から別の用途が生まれたことになる。

市場性に注目するのはこの後で、今ある製品に足りないものや「使う人が困っていること」を洗い出す。今回の場合は衛生面と手洗いの効率に注目し、世界最速の空気の層を使い、HEPAフィルターを通すことにより、既存のハンドドライヤーよりも衛生的で早く乾かせるという“強み”をプラスした。強みのある製品は一定のファンを生むため、成熟した市場でも存在感を示す可能性はあるだろう。そして自社の技術は特許で徹底的に守る。エアブレードの場合、出願中を含めた特許件数は110件で、それとは別にV4デジタルモーターでも100件を数えるという。

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1404/10/news075.html