ドナー登録者を増やすためにも、登録者割引とかの運動を!骨髄バンク

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ドナーズネットのインタビュー

http://www.donorsnet.jp/

 

ドナーが増えれば助けられる命が確実に、増えるのに…。
飲食店の皆様、ドナーカード割引とかできませんか?

ぐるなびさんとか 、食べログさんとかの方が話はやいかもね!

 

 

日本の骨髄バンクへの登録は2、3年前です。というのも、僕は”ドナーマニア”でして(笑)。死んだら、片方の眼と心臓、肺はアメリカ、もう一方の目と肝臓、膵臓、腎臓はフランスへ提供することになっています。

僕の臓器提供は、ある意味で打算的なんです。1998年頃、アメリカの空港で「臓器提供に同意しておくと、グリーンカードの取得に有利だよ」と声をかけられたのがきっかけですから。本当にそうか分かりませんが、実際、申請書には臓器提供に同意していると書き込めるようになっています。

アメリカだけにあげるのはシャクなので、その後フランスでも臓器提供に同意しました。さらに日本で死んだときのために、日本の臓器提供意思表示カードも持っています。そんなわけで僕の死後、身体のどの部分がどの国へいくのか、死んでみないとよく分からなくなっちゃったんですけどね。

すべての動機は、なんでもやってやろうというジャーナリストの好奇心。骨髄ドナー登録も実はその延長なんです。

「人のために」というより、自分の利益になるという誘い文句でドネーションをはじめた僕ですが、実際に提供する意志表示をしたことで、自分の身体に対する意識が以前とは少し変わってきました。

例えば、昔は平気で徹夜して酒を飲んだりしていたのですが、今は「この肝臓は次に使う人がいるんだから、あまり痛めるようなことしちゃいけないな」と思うようになったんです。無茶しなくなりました。

次に使う人がいるという考え方は、由緒ある建物や自然環境を、子どもや孫の代まで伝えたいと思うのと一緒。つまり、身体もサスティナブル(持続可能)な物体なんだ、というふうに捉えられるようになったんです。

自分が使っている身体が、いつか誰かの役に立つかもしれない。逆に僕が誰かに助けられることがあるかもしれない。この発想、僕は精神的なゆとりや余裕みたいなものにもつながることだと思います。

ドネ−ションの意思表示をした人が得られる一番大きなものは、ひょっとすると、そうした身体に対する「共有意識」かもしれません。

いまのところ提供はまだですが、骨髄バンクからは「適合する人がいます。提供してもらえますか」という電話をいただいたことがあります。実は提供のことをよく知らないまま登録してしまったので、「明日にでも入院 !?  仕事をなんとかしなきゃ」なんて、とても焦ったんですけどね 。

話を聞けば、ドナー候補になっただけで、検査を受けてほしいという段階。結局そのときはドナーになりませんでしたが、提供に至るまでの過程を詳しく聞いて、あらためて骨髄ドナーになるのは大変なことなんだと、つくづく思いました。

1週間近く仕事を休まなきゃいけないし、肉体的な負担も大きい。死後の臓器提供や献血とはまったく別物です。この大変さに対して、僕はもっと社会的な見返りがあってもいいんじゃないかと思うんです 。

例えば、ドナー登録カードを提示すると割引サービスが受けられる飲食チェーンがあったり、履歴書に書くと、それをプラスに評価するという会社があったりしたら、学生がすぐにでも登録するんじゃないでしょうか。

骨髄ドナーになれるということは健康の証ですから、医療費だって人より使わないわけです。そう考えれば、骨髄ドナーになった人には健康保険料〇万円キャッシュバック!なんて制度があってもおかしくない。

特典のために登録するのは善意のボランティアじゃない、という考えもあると思います。ですが、今の世の中は、逆にベネフィット(利益)がまったくないことに対して、行動しにくい人が多いと思うんです。

「なんで登録したの?」と人に聞かれたとき、人の役に立つからと答えるのは照れちゃいますけど 社会的な特典があれば話しやすい。「実はいろいろ良いことがあってさ」なんて、さりげなく自慢できるし。

「そんないいことがあるなら、俺もしようかな」そういう連鎖で、ドナー登録者の数が増え、骨髄移植で助かる人の数を増えればいい。動機がどうであれ、結果につながることが大事ですよね。

第三者にもわかるはっきりした特典があれば、勤め先の理解が得やすいかもしれないし、肉親の説得もしやすくなるかもしれない。企業に対しても、社員の何割かがドナー登録していたら、エコマークみたいな特別なマークを商品につけることを許すとか。これからドナー登録者を増やしていくには、そんな分かりやすい仕掛けが必要なんじゃないかと思っています。

ドナー登録するのは無料で!ドナーカードもらうだけで、とってもいいことした気分になりますよ!

http://www.donorsnet.jp/interview/004389.php?page=all

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