Apple、次世代自動車に参入?むしろTESLAと組むべき!

噂ベースでは何度も出てくる話だけれども、この時期にWSJがすっぱ抜いてくるところが気になる。

Apple Inc. has revolutionized music and phones. Now it is aiming at a much bigger target: automobiles.
http://www.wsj.com/articles/apples-titan-car-project-to-challenge-tesla-1423868072

もしかして、横浜のApple R&Dセンターは日産とのEVでの技術ライセンシーとか共同開発とか?

むしろテスラモータースを買収したほうが、逃げられた150名のApple元社員を取り戻せる可能性も強い。

Appleの時価総額 Market Cap: 740.21B

7400億ドル 74兆円

TESLAの時価総額 Market Cap: 25.57B

250億ドル  2.5兆円

AppleはTESLAの30倍の企業規模なのだ。Appleの時価総額比率でいうと3.4%である。

しかし、イーロン・マスクを共同CEOクラスで招くというようなリクルーティングならばM&Aで、自動車業界を席捲する可能性は非常に大きくなる。

それは、iWATCHで狙える時計市場と自動車市場ではマーケットサイズが大きく違うからだ。

北米自動車売上比率

米国全体の自動車の保有台数は約2億5,000万台、そしてそのうち約5%強が毎年更新(逆算すると耐用年数は20年弱)。つまり需要1,500-1,600万台のうち1,300万台程度は買い替え需要。

https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on&burl=search_market&cat1=market&cat2=report&dir=report&file=market_report_tokusyu_140331.html

買い替え市場だけでも、1台あたり中古自動車150万円ならば、年間で、19兆5000億円市場となる。

Appleの年間連結で 売上 1709億1000万ドル   17兆 910億円
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20131029-00029332/とほぼ同等だ。

全世界の時計産業は、466.5億ドル(4兆6650億円)~600億ドル(6兆円)推定。

AppleWATCHは、ヘルスケアともかかかわるが、市場の爆発的なブレイクスルーには時間がかかりそうだ。しかし、自動車というプラットフォームであれば、TESLAの実績が示すように需要はたくさんある。もはや、内燃機関のエンジンを扱う必要はない。ソフトウェアで動く時代だ。
移動する居住空間を再発明するには、最高のタイミングだと言える。

移動するための手段ではなく、車内でエンタメやコーヒーやヘルスケアや家族の動くリビングとしての提案も可能だろう。もしかしたらシアターになったり、オーディオルームとかにもなることだろう。

水素燃料電池に太陽光発電、走行回生ブレーキエネルギーなどの、燃料革命にもつながるのかもしれない。

すると…、化石燃料を争って、中東のイザコザに、米国が口をはさむこともなくなるだろう。これが一番、AppleとTESLAの目標になるのではないだろうか?

Apple Inc. has revolutionized music and phones. Now it is aiming at a much bigger target: automobiles.

Apple AAPL, +0.49%   has several hundred employees working secretly toward creating an Apple-branded electric vehicle, according to people familiar with the matter. They said the project, code-named “Titan,” has an initial design of a vehicle that resembles a minivan, one of these people said.

An Apple spokesman declined to comment.

http://www.marketwatch.com/story/apple-gears-up-to-challenge-tesla-in-electric-cars-2015-02-13

報道によると、この開発プロジェクトは「タイタン」と呼ばれ、自動車のデザインはミニバンのような形をしているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150214-00000030-reut-bus_all

また、アップルのCEO・ティム・クックが約1年前にプロジェクトを承認。1,000人規模のチームを作ることが許可されており、社内の異なる部門から授業員を集めている、とのこと。

この情報の信憑性については不明ながら、このところアップルが自動車業界から人材を引き抜いていることは確かなようです。

前CEO・スティーブ・ジョブズも自動車の製造に興味を示していたとされており、自動車産業への参入の可能性は十分ありそうです。
http://touchlab.jp/2015/02/apple_electric_car_develpment/

まだ発売前の初代iPhoneでバラク・オバマ大統領との親交があったことも判明した、いまは亡きアップルのスティーブ・ジョブズ元CEOですけど、このほどアップル取締役会の引退が発表されたMillard Drexler氏によって、さらなる興味深いエピソードが披露されました。

スタイリッシュな電気自動車の開発で一世を風靡しているテスラ・モーターズが、その最初期モデルを発売したときのDrexler氏の率直な感想は、あんなダサい車には乗れないと酷評。ところが、その発言を取締役会で耳にしたジョブズCEOの反応は、まったく異なるものだったそうですね。

「君はわかっていないよ。テスラは中身の構造が非常に美しいんだ。それにあれは単なる自動車としてとらえるべきではない。すべてのプラットフォームがテスラの手になるものなのだから。」
こんなふうに語ったジョブズは、テスラ・モーターズの電気自動車開発事業を超えるような、アップル独自のデザインと設計を誇る「iCar」なる新車開発に並々ならぬ意欲を示していたことを明らかにしています。もしもジョブズCEOが現在もアップルに健在で、その後にジョナサン(ジョニー)・アイブ氏と組んでクールデザインのiCar開発を進めていたら? きっと大きく夢の膨らむ展開に期待が待っていたんでしょうね~。

http://www.gizmodo.jp/2015/02/icar.html

なんと、ミッキー・ドレクスラー(Mickey Drexler)氏
※CEO of J.Crew Group and formerly the CEO of Gap Inc.
がAppleの取締役ボードを辞任していたのか…。
もう、J.CrewやGAPのノウハウはStoreに活かしきったという判断もできなくもない。