インフレ率2%も無理じゃない?コストコの時給1250円の『コストコ効果』

黒田日銀総裁のインフレ率2%達成は、3年経過した今も実現されない…。
金融政策だけでは無理だ。

そこで直接経済で、対応するのだ。

全国の時給労働者の時給を一律、数百円アップ!短期的には政府も差額を支援。
すべての時給を、コストコ並の1250円に並ばせるようにする。
時給を上げると、税制での優遇措置などもあり。

当然、時給労働者の市場は活気づく。時給アップは価格の上昇につながる。
経済の川下側の時給労働者の羽振りがよくなれば、経済に直接影響する…。

『コストコ効果』による周辺の競合での時給アップはとても興味ぶかい。

❏コストコの時給に合わせて周辺地域の時給が上昇?
コストコのアルバイトは、最初はアシスタントからスタートする。時給は1250円で、時間外労働・休日残業1688円、深夜22時以降の割増1563円にまで跳ね上がる。また、クラークと呼ばれる入会案内などのメンバー向けサービスを業務とする仕事の時給は1300円からスタートし、時間外労働・休日残業1755円、深夜22時以降の割増1625円とより高待遇になる。これは首都圏だけに適用されるのではなく、全国25店舗で統一されている。

❏驚くべきは、これに応じて周辺の時給も上昇していることだ。筆者は幕張コストコの近くに住んでおり、4年ぐらい前から周辺の時給をチェックしていたが、コストコが1250円の時給を出した頃から実際にイオン幕張新都心の時給が上がっている。

❏コストコ近辺にある他社店舗スタッフの時給を調べてみた。北海道のコストコ札幌北広島店周辺の三井アウトレットパーク北広島店が時給850円、関東のコストコ幕張店周辺のイオン幕張新都心店が時給1000円、中部のコストコ岐阜羽島店周辺のカーマホームセンター羽島店が時給820円、九州のコストコ北九州店周辺のファッションセンターしまむら ひびきの店が時給800円となっている。

コストコが管理職以外「全員時給制」なワケ
http://www.sbbit.jp/article/cont1/32517