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ナダル戦、錦織圭が96年ぶり銅メダル獲得 三位決定戦というオリンピックの意味

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【速報】錦織が銅メダル獲得 日本勢96年ぶりの快挙、ナダル撃破<男子テニス>

テニスの男子シングルス3位決定戦が行われ、第4シードの錦織圭(日本)が第3シードのR・ナダル(スペイン)を6-2, 6-7 (1-7), 6-3のフルセットで破り、1920年のアントワープ・オリンピック(ベルギー/アントワープ)の単複で銀メダルを獲った熊谷一弥(日本)以来となる日本勢96年ぶりの銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。


http://rio.headlines.yahoo.co.jp/rio/hl?a=20160815-00010002-tennisnet-spo

ゴルフのプロ選手と同様に、錦織選手がオリンピックのゲームに出場した意味は、日本人として、テニスのメダリストになることに意味があった。

賞金もランキングもないオリンピック出場は、グランドスラマーとなった錦織選手にとってあまり、魅力でもない。デビスカップでも、ずっと日本を背負ってきたはずだ。しかし、錦織は3位となったことを「貴重な経験値になった」と語る。

そう、テニスはトーナメント方式であり、何回戦まで戦ったかしか残らないので、3位と4位を決める3位決定戦は異例なゲームなのだ。
しかし、オリンピックの場合、3位と4位では、雲泥の差なのである。

価値ある3ヶ国を同時に表彰できる平和がゴールのオリンピックゲーム

そういう意味ではオリンピックゲームは、特殊な「金銀銅のメダル」方式による3位までが勝者のゲームなのだ。1位から3位までが表彰されるのだ。そういう意味では、三ヶ国の勝利国が、同時に誕生するという平和の祭典なのだ。
もはや、「国籍」という名誉をかけて戦うという「オリンピック」というスポーツ競技が、今後どこまで意味があるのかは、よくわからない。
キリスト教対イスラム教や仏教対ヒンズー教、というような新たな宗教戦争時代のオリンピックが必要かもしれない。

世界宗教人口数

paul toshiaki kandaさん(@knnkanda)が投稿した写真 –

しかしながら、まだ日本は、『日本人』であることだけで、応援するという4年に一度の平和の祭典だ。
アメリカ合衆国の家族などは、先祖のルーツ国などもふくめてのオリンピックの応援だから意味が違う。「高校野球」のように父母ともに、地元が違うと応援する高校が変わってくる。だからこそ、日本においては、まだオリンピックは特別な祭典なのだ。

日本のオリンピックは、単一民族度が高いからこそ、国というよりも、「人種」のオリンピックに近い。
しかし、この日本でも父母の国が違う選手が増えてきたことにより、人種の意識はようやくバラエティ化してきた。みかけと名前が一致しない日本人の登場は、メダル争いでは、有利な条件でもある。父母と祖国が違うメダリストが増えることにより、日本の中で、さらなるグローバル意識が根付くことだろう。日本人が人種ではなく、「日本」という国で世界を対峙する日がやってくる。
いつかは世界へ…という、島国根性が、バネになった東京オリンピック。高度成長期を経て、当時の経済のメダリストたちは、一斉に老後へなだれこむのが2020年のオリンピックだからだ。貧困に苦しむ国ではなく、高齢化に対応する国の姿を世界にアピールするチャンスである。

プロ選手はパレードでリオを喜んでいる暇がない…

オリンピックメダリストの報奨金のお値段

paul toshiaki kandaさん(@knnkanda)が投稿した写真 –

錦織選手のメリットとしては、スポンサーからの視点が、これでまた大きく大きく、変わったことだろう。96年ぶりという不名誉な「快挙」と共にだ。
しかし、このリオのオリンピック、パラリンピックが終わり、メダリストがメダルを持って日本に帰る頃…。安倍首相が官邸で選手を激励し、東京でパレードを開催するころには、錦織選手は、ニューヨークのフラッシング・メドウのUSオープンの本戦の地に立っていることだろう。本当のグランドスラマーを目指して。
USオープンは、毎年8月の最終月曜日から2週間だから、帰国してパレードなんてやっているゆとりはどこにもない。また、4年後の東京オリンピックでメダルを…というような悠長なスケジュールでもない。

現役のテニス選手は、ゲームが終わるとすぐに、次の4大タイトル。その間に、招待試合、エキシビジョン、さらにCM撮影、チャリティ。現役の期間は休みなく闘い続ける。何億円稼いでいる選手もずっと、海外でのホテル暮らしがルーティンの選手生活だ。食べ物からスケジュールから、ストイックな勝ちにこだわる人生が彼らの原動力となる。

そして、それができるのは、プロスポーツであるからだ。世界のどこにもテニスコートがあり、テニススクールがあり、市民の大会もあり、コーチだけでも生計が成立する市場があるからだ。オリンピックの競技をどれだけプロスポーツ化できるかが、選手の人生を支えるものでもある。

例えば、体操選手が増えるためには、体操大会にもっと市民が参加する必要がある。学べる場所があり、筋トレではなく競技で、体操ができる環境が必要だ。会社の中には数人、コバチを決めたり、シライ2ができる人が必要だ。地上波のチャンネルでなくとも、通販ばかりを繰り返しているチャンネルは日本には山のようにある。そのいくつかを市民スポーツからプロ化へ。そして生涯スポーツそのものを「産業」として成立させる政策が必要なのだ。

4年に一度の大会だけ、たとえメダリストでも、解説者やコーチ以外は仕事にならないオリンピック環境そのものをそろそろ考えなおす時期だと思う。

ウォーキングのプロから、ハイキングのプロ、釣りのプロから、いろんなプロがいたるところにあるプロ化された社会は経済圏を広げるのではないだろうか? 
日本にはこれだけスポーツに親しむ機会があるのだ。

むしろ、オリンピックの競技でいくら報奨金をだしたところで、その場のつなぎにしかならない。競技人口も観戦者もファンも増えない。身近な手の届く、プロスポーツにする価値はあるはずだ。そこにはオリンピックメダリストがその競技で食べていける市場も生まれる。

第1位 ウォーキング・軽い体操……4,017万2,000人
第2位 ボウリング……1,462万1,000人
第3位 水泳……1,203万人
第4位 器具を使ったトレーニング……1,124万3,000人
第5位 ジョギング・マラソン……1,095万6,000人
第6位 登山・ハイキング……1,045万7,000人
第7位 サイクリング……1,011万人
第8位 釣り……928万1,000人
第9位 ゴルフ(練習場を含む)……924万人
第10位 野球(キャッチボールを含む)……812万2,000人
次点 サッカー(フットサル)……637万5,000人

第1位 (財)日本サッカー協会……88万8,916人
第2位 (財)日本バスケットボール協会……61万6,839人
第3位 (財)日本ソフトテニス連盟……46万1,508人
第4位 (財)日本バレーボール協会……42万9,830人
第5位 (財)日本卓球協会……30万96人
第6位 (財)日本陸上競技連盟……26万1,265人
第7位 (財)日本バドミントン協会……24万613人
第8位 (財)日本合気会……22万7,596人
第9位 (財)日本ゲートボール連合……20万6,292人
第10位 (社)日本グラウンドゴルフ協会……19万1,475人
※……【表4】中央競技団体の登録者数(上位15団体)より抜粋

https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/31791

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