オスカー・ワイルドの言葉の持つ説得力は、すべて断言してしまっているからだ。そこには言い訳も説明もない ただただ唐突である しかしそれぞれの経験値に問いかける

Oscar_Wilde_Sarony

「男は人生を早く知りすぎるし、女は遅く知りすぎる」

「男は愛する女の最初の男になる事を願い、女は愛する男の最後の女になる事を願う」

「男の顔はその人の自伝であり、女の顔はその人の創作である」

「紳士とは決して知らずに人を傷つけない人である」

「流行とは、見るに堪えられないほど醜い外貌をしているので、六ヶ月ごとに変えなければならないのだ」

「不平や不満は人間にとっても、国、国家にとっても進歩の第一段階である」

「人間は不可能を信ずる事が出来るが、ありそうもない事を決して信ずることは出来ない」

「外見で人を判断しないのは愚か者である」

「ほとんどの人間は他人である。思考は誰かの意見、人生は物まね、そして情熱は引用である」

「うわさになるより悪いのは、うわさされないことだけである」

「ありふれた富は盗めるが真の富は盗めない。人の心の中にはだれにも奪えないとほうもなく尊いものがある」

「知る価値があることで人に教わることができるものはひとつもない」

「自分らしくあれ。ほかの人の席はすでに埋まっているのだから」

いやいや…という反論を介在させないほどの独断とシニカルな言い切り。
これぞ、オスカー・ワイルドだ。

享年46歳 よくぞここまでオトコとオンナを達観できたのかが不思議だ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/オスカー・ワイルド