企業コンプライアンスはどこへ消えた?

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2005/07/17/01.html
スポニチによると、

人気グループ「NEWS」のメンバー(18)が仙台市内で酒に酔って騒ぎ、宮城県警仙台中央署に補導された騒動で、飲食店にフジテレビ社員数人が同席して飲酒を容認していたことが16日、分かった。少年を酒の席に呼び出したのは、菊間千乃アナウンサー(33)だった。「女子バレーボールワールドグランプリ」の中継先で起きた不祥事にフジテレビは、菊間アナを含む社員らの処分を検討。NEWSが所属するジャニーズ事務所は、少年を無期謹慎とした。  高視聴率が続く女子バレー中継の裏で、番組スタッフらがとんだ不祥事を起こしていた。
 少年が補導されたのは“2次会”から単独で戻る途中。市内中心部の公園で「少年が暴れている」と通報があり、1人で大声を出していたところを仙台中央署員が任意同行を求めた。かなり酔っていたため一時署内で事情を聴き、注意した上で宿泊先のホテルに帰した。同局は「弊社社員が未成年の飲酒を容認し、こうした事態を招いた原因になったのは事実。監督をする立場の社員が的確な判断が出来なかった事は誠に遺憾」(広報部)と謝罪のコメントを発表した。

菊間アナはレギュラーの「こたえてちょーだい!」(月〜金曜前9・55)を、18日から1週間謹慎。代役は佐藤里佳アナ(38)が務める。同席したほかの社員を含む正式な社内処分は週明けにも協議。未成年の飲酒を容認しただけでなく、深夜に呼び出した経緯もあり、さらに厳しい処分を下す可能性がある。
ジャニーズ事務所も「大変ご迷惑、ご心配をお掛けして誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

フジテレビのサイトでは謝罪はなし。
http://www.fujitv.co.jp/index.html
菊間アナのページもこの件についての掲載はなし。
http://wwwc.fujitv.co.jp/ana/kikuma/index.html
ジャニーズネットでも
http://www.johnnys-net.jp/
謝罪はなし。

Webというメディアを保有していても、そこで情報開示や、不祥事に対してのコメントがまったくなされていない。これらの企業体質そのものが、対マスメディア向けでリリースして終了してしまっている。
ダイレクトにコンスーマーに情報を付与できるチャンスを自ら否定しているとしか思えない。自社Webをマスメディアの一社として、考えれば、記者発表後にリリースしておくべきだろう。

また、TVメディアは、修正や謝罪がしにくいメディアでもある。雑誌や新聞では、昨日や先週のデータに不適切な発言と明記できるが、昨日のニュースで不適切な発言とはいいにくい。
しかし、「みのもんた ビオフェルミン」 「みのもんた オフサイド」で検索すればたくさんのブログやニュースが拾える。しかし、番組ホームページからは、当時掲載されていた、謝罪文がバックナンバーにも残っていない始末。
http://www.tbs.co.jp/zubatto/

いやな事や不祥事は隠しておきたい。しかし、その事実が発覚してしまった以上、過去の叱責を反省する意味でもサイトには掲載し、残しておくべきだろう。そのほうが、企業価値というブランドは向上するのではないだろうか?

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