そういえば…『俺のハンバーグ山本』が『山本のハンバーグ』に変わった理由

そういえば、高田馬場にある『俺のハンバーグ山本』が、いつしか『山本のハンバーグ』になっていたので、お伺いにいかねばとおもっていたところに、メシ通さんの記事を発見!

「俺のハンバーグ山本」から「山本のハンバーグ」へ。山本社長が語る激烈ハンバーグ愛 – メシ通


❏「俺のハンバーグ山本」というお店の名前自体は13年前(2003年/平成15年)に出店した時に、私が考えた店名です。オープンから4年(2007年)ほどしてから、当時私が所属していたムジャキフーズさんが商標を取得されました。

❏私自身は、料理人として修行を積んでお店を出したわけではないんですね。大学を出た後に、独立支援を主力事業にしていたムジャキフーズさんに新卒で入って会社員として働いていました。そこは、社員各々が企画を出してプレゼンテーションをやって「いけそうなプランならお店を出してあげるよ」という仕組みがある会社だったんです。

❏幸いなことに出資を受けることができて、出店させていただくことになった際に「俺のハンバーグ山本」という店名をつけたというわけです。その後、契約の関係上、お店の名前をそのまま使わせてもらうかどうか決めないといけなくなったんですね。

❏結果として今年の(2016年)6月に「俺のハンバーグ山本」という店名を「山本のハンバーグ」へ変更させていただくことにしました。その際に、現在の渋谷の店舗のみ、ムジャキフーズさんとの関係上、移転しました。移転前に渋谷にあった元の店舗では、ムジャキフーズさんが「俺のハンバーグシュシュ渡辺」というお店を営業されています。

情報源: 「俺のハンバーグ山本」から「山本のハンバーグ」へ。山本社長が語る激烈ハンバーグ愛 – メシ通

なるほど! そういう流れだったのか!
そういえば、渋谷にもラーメンビルが出来て、全階がラーメン店舗という異色のビルが登場したのも、ムジャキフーズさんだったと思う。結果、流行りの味の全店舗をクリアしてお好みが決まってきた。しかし、どれだけ、美味しいお店でもエレベーターでわざわざ登るラーメン店はなかなか繁盛しないというのを客の視点で感じた。さらに、客がこないとスタッフの覇気がなくなる…。特に狭い店舗の場合は、エレベータが空いた瞬間にすべてが決まる。そこで、スタッフの「いらっしゃいませ〜!」がラーメン屋さんで聞こえてこない時点でアウトだと思った。

しかし、店舗開発のプロが社内の企画で出店をサポートするというやり方は、とてもおもしろい。チェーン店を展開すると共に、店ごとのクオリティは数が増えれば、増えるほど、下がることはあっても上がることはない。安価なファーストフード、サービスならいいが、「¥1000市場」においてはなかなかチェーン店に魅力は少ない。そう、たかが¥1000、されど¥1000の市場なのである。個人で、ファーストフードではなく、一番選択肢の多い市場だからこそ競争力が激しい。

現在のムジャキフーズさんは、どうなっているのか?こちらも、さらにユニークな事業展開をしていた!

ムジャキフーズという会社の『トラスト方式』

ムジャキフーズという会社

http://www.mujaki-foods.com/

チェーン方式でも、フランチャイズ方式でもない『トラスト方式』


http://www.mujaki-foods.com/img/news/160607_KEIZAIKAI2016.6.21.pdf

モチベーションの高い、資金力のない事業家や料理人が、企画を通して出店する。もちろん単にやりたい夢を実現するのではなく、経営的な視点で市場を分析して出店するという、いわば各個店のマネージャーを広く集められる仕組みとしての「業務委託形式」が面白い。個人でリスクをすべて負うわけではないので、独立のひとつ手前でチャレンジする方法としてはありかと思う。契約形態も気になる。「俺のハンバーグ」の商標権利なども本部としてはバリューを考えれば取得するだろう。

『俺のフレンチ』の「俺の株式会社」

しかし、その「俺の」は、すっかり、『俺のフレンチ』で一世風靡した「俺の株式会社」のほうが定着しているかもしれない。ボクの中では、立ち食いはもういいかなと感じる中、こちらも鼻息がまだまだ荒い!さすが、あの『ブックオフ』を創業した坂本社長。まだまだ健在!

私たちが生み出したビジネスモデルの骨子は、二つです。
❏ミシュラン星付き級の料理人が腕をふるい、高級店の3分の1の価格で提供すること。フード原価率60%超えでも、顧客を1日3回転以上させることで繁盛店の利益を実現すること。
❏もうひとつは、社員の成長(キャリアパスプラン)の構築。料理人が一人前になるのに10年かかると言われる業界で、当社は個別のプロ養成プログラムによりわずか2年で実現します。
❏すでに昨年の新卒は来年副料理長候補になっています。また、その先の社内起業やFCの指導や海外経験の制度を確立していきます。このビジネスモデルの出発点は2011年9月 第1号店、わずか16坪の「俺のイタリアン」(新橋本店)でした。
❏立ち飲み業態では、今の社会が忘れかけている「人との語らい」がもたらされます。肩すり寄せる距離の人たちと自然に会話が生まれて、なぜか親しくなっていく。そんな空間を提供することで、従業員は仕事に誇りが持て、幸せを実感できるのです。
❏「俺の株式会社」は社員の幸せのために立ち上がり、銀座で30店舗を展開、そしてニューヨーク進出を目指します。
俺の株式会社
http://www.oreno.co.jp/

店舗運営のシェアリングシステム『店タクどっとコム』ムジャキフーズ

店タクとは? | 店タクどっとコム
https://ten-taku.com/pages/tentaku_toha

株式会社ムジャキフーズ(本社:東京都恵比寿、代表取締役 田代隼朗)は、自分の店舗を有料でそのまま出店場所として託したい人【店タク】と、自分の技術を活かせる出店場所を探している人【店カツ】をつなぐコミュニティサイトを 2016年7月7日(木)にスタートいたします。株式会社ムジャキフーズは現在、飲食店開業支援ナビ『トラナビ』によって、独立開業したい腕のある職人(料理人)の開業支援を行っています。『店タクどっとコム』スタートにより、
場所 × 技術によって職人たちが力をふるう場が増えることで業界活性化をはかり、同社としての今後の開業支援に大きく影響を与えると考えております。

この考え方はとても重要!

長期的な売上UPのために必要なのは、まず店の良さを知ってもらうこと!
❏例えば、10万円かけて2万部の折込広告を出す場合、1%しか反響がなければ、来客は200人。一方、10万円では、ラーメンの替え玉が約2000~2500玉試食してもらえます。1日200人の来客数のラーメン店であれば、10日間かけて試食を提供できます。そして、試食した10%の人が再度来店してくれれば、折込広告と同様の効果が得られることになります。
❏〝いらっしゃいませ”〝ありがとうございます”などのあいさつをすることは、お客さんへの感謝の気持ちをストレートに表現する行動です。あいさつは、心と金を集めると考えています。

株式会社ムジャキフーズ企画部の秋山さんに、同社が考える「飲食店繁盛の法則」
http://dime.jp/genre/256408/1/

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