ソフトバンクがヴィヴェンディ傘下のユニバーサルミュージックを85億ドル(8570億円)で買収提案。ヴィヴェンディが拒否

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英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)は18日、ソフトバンクが仏メディア大手ビベンディに、傘下の米ユニバーサルミュージック・グループを85億ドル(約8570億円)で買収する提案を持ちかけ、ビベンディがこれを拒否していたと報じた。関係者の話によると、提案は3カ月前になされたという。

 ビベンディはグループ再編を検討しているが、音楽は中核事業の一つと位置付けており、売却を拒否したとみられる。業界関係者によると、ソフトバンクが提示したとされる金額は、ユニバーサルミュージックの推定企業価値を20億ドル以上も上回ったという。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM19012_Z10C13A7EB2000/?dg=1

 

ソフトバンクのコンテンツ買収戦略の第一弾といってもいいのかもしれない。市場価値を上回る額を提示するにはそれなりの意味があるだろう。

 

1998年、ユニバーサルミュージックは、米デッカとポリグラムと合併したことにより世界最大のレコード会社となる

 

 

Deccablacklogo.pngPolyGram    Universal Music Group.svg

2000年、カナダの酒造会社のシーグラムの娯楽部門(ユニバーサル関連を所有。1995年松下電機産業からMCAを買収)が、フランスのヴィヴェンディ(元水道会社ジェネラル・デ・ゾー社)と、カナル・プリュス(仏テレビ局)と合併し、ヴィヴェンディ・ユニバーサルとなる。

 

Seagram's Logo.JPG

Vivendi logo.svg

 

Canal+.svg

2004年、業績悪化のため、ヴィヴェンディ・ユニバーサルの娯楽部門、ヴィヴェンディ・ユニバーサル・エンタテインメント(ユニバーサル映画、ユニバーサルスタジオなど)をGE傘下のNBC(テレビ局)と合併させ、NBCユニバーサルとして分離独立させる。

NBCUNI Logo.svg

 

ヴィヴェンディ・ユニバーサルは、映画、スタジオを独立させたため、放送のカナル・プリュスやユニバーサルミュージックを保有していた。その音楽事業にソフトバンクが目をつけたわけだ。

 

かつて、レコード会社は、ユニバーサルミュージック、ソニー・ミュージックエンターテインメント、ワーナーミュージック、 EMI(Electric and Musical Industries)の4強であったが、2012年9月28日、EMIのレコード部門をユニバーサルミュージックが買収(19億ドルで買収)した(音楽出版事業部門は22億ドルでソニー)ことにより、

ユニバーサルミュージックは、世界最大のレコード会社となった。EMIの傘下レーベルにはヴァージン・レコード(1992年にEMIが買収)などもある。

 

ユニバーサル・ミュージックを買収するということは、ヴィベンディが去年買ったばかりのEMIやヴァージンまで保有することを意味する。

 

CD不振による音楽産業は、再編の真っ最中。

ワーナーとEMIとの合併が承認されず、その間に、ソニーとBMGの合併、ユニバーサルミュージックとポリグラムの合併によって、ソニーBMGとユニバーサルが2強となった。英国の名門だったEMIがシティグループ傘下で、そこからフランスのヴィベンディが買収するという図式だ。

フランス傘下のユニバーサルミュージック

日本傘下のソニーBMG

アメリカ傘下のワーナー・ミュージック(旧ソ連のウクライナからの移民レン・ブラヴァトニクの設立した投資会社アクセス・インダストリーズ社が33億ドル3300億円で買収2011年)

 

 

 

今回のソフトバンクの買収提案の規模でいうと、ディズニーがピクサーを74億ドルで購入した規模に近い。

 


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