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【映画】B級ホラームービー論 The HIKE

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三流ホラーとわかっていながらも、ついつい見てしまう。
若い男女がキャンプ地で、ハメをはずしているとという、このパターン。
 
13日の金曜日」シリーズからは、このパターンが王道化している。
モンスターから、変質者、怪物に至るまで。
それまでのホラーは、殺害される側の視点だった。それが、殺人鬼の視点で見せることによって、距離感や
殺人鬼視点ならば「バーニング」が秀逸だ。巨大オトコが園芸バサミを最頂点から振りかざす。
また、コミカルながらもホラー要素をふんだんに取り入れているのが「スクリーム」だ。殺人鬼が誰なのかがわからないというプロットだ。
そして、なんといっても、ホラー映画のキモはカメラアングルだ。これがすべてだといってもいい。
そして、登場人物が続々と悲惨な最後をとげていく。
ホラー映画にあまり演技力は、要求されない。美女が泣き叫ぶだけで十分なのだ。有名タレントをつかわなくていい。
だから、新人の登竜門的に作られ、自然の中でキャンプ場で殺人鬼というパターンは低予算で作れる。
トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」例のテキサス・チェーンソーをきっかけとして監督デビューしている。
スパイダーマンシリーズで知られるサム・ライミ監督も「死霊のはらわた」でスピーデイーなカメラアングルと、床下にいる死霊の怖さでホラー映画の中で金字塔を作り上げた。
WOWWOWで放映されていた「The HIKE 」を見た。
※邦題はGoogleからBangされる恐れがあるのであえて書かない。 
あまり期待しなかったが、プロットが絶妙であった。
監督はショートフィルム出身の ルパート・ブライアン監督。
ネタバレになるが、お決まりの若い女性たちがキャンプにでかける。キャンプの途中で変質的なカップルと出会う。
イケメンの男性グループと出会って、夜に合流してハメをはずす。
メンバーがひとりいなくなる。探しだす。
普通はここで変質的なカップルが殺人鬼というパターンだが… The HIKEはそこがちがう。
イケメン男性グループが豹変するのだ。
なぜなんだ(笑)?
それぞれがいい雰囲気でラブラブモードなのに、黙っていてもいい関係になれるのに、いきなり残忍になる(笑)。
ここから、男女の死闘となる。
変質者に気をとられていただけにショックが大きい。
そう、このように映画は観客の期待を裏切らくてはならない。
そして、最後のシーンが秀逸だ。
ようやく骨折しながらも、生き延びることができた女性が町で助けを求めて一軒の家にかくまってもらう。警察と救急車を呼んでもらう間にリビングで休みをとると、リビングの写真立てには、最後まで死闘をくりひろげたイケメンオトコの写真と助けてくれた女性のツーショット写真が何枚も…。
このシーンは一番ショックだ。
そして、お約束どおりに、突然イケメン男が家に帰ってきて、女性を見つける。
さて、どう反応するのか? 主人公はあなたの夫は殺人鬼だという。夫はこんなキチガイオンナを信用するのか?という。そこで奥さんがとった行動は…。
ホラー映画をスプラッターだけでなく、男女間の心理描写に転換するのは恐怖がさらに増した。 
ラストシーンは、えっ!! でした。

 

なぜ、こんな邦題にしたんだ?「ザ・ハイク」では弱いからか(笑)

 


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