アリコジャパンのサイト
http://www.alico.co.jp/
AIGグループに対して、米国FRBが最大850億ドル(約9兆円)の投入により、安定した経営ができるというPDFが公開された。
http://www.alico.co.jp/about/08_0920_02.pdf
どうして、わざわざ、PDFで公開する必要性があるのだろうか?
個別のPCにダウンロードさせ、PDFビュワーで見せるほどのメッセージなのだろうか?
ボクが経営者なら、ウェブのTopページでテキストで表記するだろう。
本当に、「どうぞ、ご安心ください」と言いたいなら、そのほうがよく伝わる。
http://www.panasonic.co.jp
のトップサイトを一度みてほしい。
「もう、いいよ!」と思うほど、22年前のFF式暖房器を探し続けている。くどいくらいまじめな会社だと感じる。
これは決して悪いことではない。ワンクリック手間を踏ませるけども、企業の姿勢が現れる。
ウェブサイトで、企業の危機管理意識は非常によくわかる。
http://www.alico.co.jp/about/08_0917.htm
「アリコジャパンは2008年6月末時点での純資産額1,801億円、ソルベンシー・マージン比率809.6%と強固な財務基盤を維持しており、当社のご契約者様への保険金のお支払いについては問題ございませんので、何卒ご安心いただきますようお願い申し上げます。 」
FRBが融資した約9兆円の1/49の純資産額ともいえる。
安心を訴求するPRの手法をAIGグループ全体で考えてみるべきだろう。
もっと、具体的な、数値化されたデータを見せてもらいたいと感じた。
AIGグループ
AIU保険会社
アメリカンホーム保険会社
アリコジャパン
AIGスター生命
AIGエジソン生命
米国AIGの現在の格付け
http://www.aiu.co.jp/topics/20080922.htm
Moody’s Investors社 Aa3→A2へ2段階引き下げ
Standard & Poor’s社 AAマイナス→Aマイナスへ3段階引き下げ
Fitch Ratings社 AAマイナス→Aへ2段階引き下げ
これらが、自社サイトで公開されているところは、好感が持てる。
企業にとって、マイナスな情報も付与することにより、信頼のブランドは、醸成されるものだ。