事の発端は2011年4月、アップルがサムスンに対して、アップルが持つデザイン特許などを侵害しているとして提訴したことに始まる。その後、サムスンが米国のほか日本と韓国、ドイツなどで提訴。お互いが世界で訴え合う事態になり、訴訟は世界中に広がった(図1)。
via www.nikkei.com
これまでの流れでいうと、和解をもとにクロスライセンスという交渉が行われており、両社ともにベネフィットがあるかとおもいきや、ここにきて決裂するとは…。
これは、予定調和的でなかったことのほうに驚ろかされた。
それと同時に今後の展開は、泥沼化してきそうだ。
なぜなら、スマートデバイスのデザインは、ボタンレスの「スマートフェイス」なデザインであり、どんなデザインも包含できてしまう要素を持っているからだ。
これによって、過去のメタファーをひきずってきたデザインはすぐに何かのデザインに抵触してしまう恐れを持ってしまう。
いっその事、マイクロソフトのオフィスのように、今だに、「保存」に、フロッピーディスクのアイコンを使うようなセンスの方が訴訟リスクが少ない(笑)。
現役の大学生はフロッピーディスクを知らないから、あの四角いアイコンは、「保存」のメタファーとして捉えている。
これからのアイコンやデザインは、アナログ時代のアイコン化やメタファーの継承ではなく、人類の「指」による、制限された動きの中からデザインいや、デザイン行動学という中からデザインされなければならなくなるだろう。
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