WikipediaのGoogleページを久しぶりに更新。
*[[2011年]][[4月8日]]-カナダのモバイルコンテンツプロバイダー[[PushLife]]]を2500万ド ルで買収。<ref>http://www.pushlife.com/</ref><ref>http: //jp.techcrunch.com/archives/20110408google-buys-mobile-entertainment-platform-pushlife/</ref>
というたった数行の[[ ]] と<ref></ref>タグを使うだけで、wikipediaは、とっても簡単!にとまではいわないまでも、手軽に更新することができます。
誰もが一度は、目にしているウィキペディアのGoogleページ。ここで書いたことは、翌日には学生にコピペされたり、ブログに引用されたりしている。また、時には、「wikipediaによると…」と引用される。
しかし、Googleの買収ニュースは、更新がおぼつかないほど、早い!(笑)
情報ソースはこちら
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_acquisitions_by_Google
これを少し、翻訳すればいいだけなんだけど…。こうやって見てみると英語版のwikipedia の情報はハンパない。もしも、ボクが今、中高生だったら、夢中になって大嫌いだった英語のページをむさぼり読んで、新しいIT知識を得ていることだろう。
そう、人は困った時や、ふと、何か気になったことを調べようとネットに向かうのだ。そして必ずGoogleで検索する。そして、定義を調べるには、Wikipediaを見にいくようになった。
「たくさんの人の興味を持つことが大好きなGoogle」は、
「たくさんの人に利用され、引用されているwikipedia」の事が大好きだ。
だから、当然、SEOなんてことを考えなくても、ウィキペディアに記述されているページは、世界のどの国でも、1ページ以内に登場するほど検索上位に露出される。
つまり、Wikipediaに自国言語で記述されることが、「世界で一番のSEO」となるのである。
しかも、そこにあるページは誰もが一応のルールに従い、自由に編集することができるのだ。費用もかからないが、ギャラも発生しないという金銭のまったく関与しない世界観がそこにある。さらに、広告すらない(笑)。wikipediaはすべて人々の寄付によって運営されている。
そんなSEO効果が高くて、PVも高いのであれば…ぜひ、紹介してもらいたいというのが人類のエゴだろう。しかし、自分の事や自分の会社、自分の会社の製品のことを、Wikipediaに掲載してもらうのはとても難しい!
もちろん、自分で自分のことを書くには客観性がないということで禁止されている。
…であれば、どうすればいいのか?
まずは、興味のある、自分以外の他人や他社について、客観的な情報ソースを示して、自分で記述してみることである。すると、いつしか、自分に興味のある人が、現れないとも限らない。
「自分の為よりも、人の為の世界」だ。しかし、それでは誰もモチベーションは続かない…。
むしろ、そんなSEOのスケベ親父的なことを考えるよりももっといい方法がある。
それは、ウィキペディアを自分の「ソーシャルノート」として捉えて利用するのだ。
以前、ボクは自分でGoogleの買収先Listのメモを独自に作っていた。しかし、とてもGoogleの買収のスピードに自分の更新がまったく追いつかない(笑)。
そこで、ウィキペディアに自分のためのメモとして、記入することにした。
すると、あらあら、なんと間違いまでも指摘してくれ、誤植も [[wikiの小人]] と呼ばれる、やさしい人たちがこっそりと夜中に直してくれているではないか!これに、ボクはとても感動した。
さらに、自分が知らなかったり、見逃していた情報までもが、しっかりと勝手に自動アップデートされている。これはまさに究極の人海戦術で動いているコンピュータだ。
直してくれた人たちに感謝の気持ちがとてもある。
ここで、「wikipediaポイント(?)」みたいな貨幣が支払えればと思ったほどだ。Wikipediaはおそらく、この感謝の気持ちで執筆者や編集者に負担の少ない対価が払えるようになるのが理想ではないだろうか?。
「wikipediaを百科事典ではなく、ソーシャルノート」としてイノベーションしてみると、編集する利用者であるウィキペディアン同士のSNSという見方もできる。
ソーシャルメディア時代、「人はつながりあいたい」という欲求がさらに強まっている。
wikipediaによって、同じ分野で執筆している人同士は必ずコラボレーションできる要素を持っているような気がずっとしている。
現世のリアルな社会では、人と人のつながりは、「知人を通じて」という物理的距離的な呪縛によってタマタマ知り合った偶発的な世界感で構成されている。ボクたち人類は2000年近く、このコミュニケーションの中で、「知人」という概念を育ててきたからだ。
少なくとも、「知人」という言葉の中には、物理的に互いに会ったことがあるという経験がないと知人とは呼んでもらえない。
しかし、ソーシャルメディア時代となると、実際に物理的に合うよりも、合う前から合うべき人を選択することが可能となっている。すると、物理的、時間的な偶然の出会いよりも、潜在的なセレンディピティをより強化することができているはずだ。
近い将来、フェイストゥフェイスは超高付加価値で、通常はネット上というのが人々のコミュニケーションの姿となるだろう。今のリアルな世界がネット上にシフトしてくるのだ。
ウィキペディアという世界で一番大きな「ソーシャルノート」を通じて、コラボレーションできる身体機能を備えておくことは、今後のネット生活上とても重要な資質となることだろう。
SNSでつながりあった人たちが、レガシーな知人になる時、それはもっと強固なコラボレーションとなることだろう。
すでにウィキペディアンの紹介ページがいろいろと整備されてきている。
IPユーザーとしてではなく、ぜひ、自分のアカウントを取得して、記事を書いてウィキペディアン登録してみてください。
社内で、ソーシャルメディアのリーダーシップを取る人は、facebookのアカウントと同様にウィキペディアンになっておきましょう。
少なくとも、ウィキペディアンがもっと評価される時代がやってくると思う。
はじめてのウィキペディアの練習ページ。
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