NY証券取引所でのネットベンチャーのIPO(上場)が続いている。
米国時間2011年6月15日「P」というティッカーシンボルを得た、米パンドラ社は日本からの利用ができないので、日本での知名度は今ひとつだが、自分で好きなチャンネル局が作れるネットラジオサービスだ。
2億3490万ドル(約190億円)を調達。
米パンドラは古参のネットベンチャー(設立は2000年)、11年かけて、バイアウトではなくIPOを狙っていた。現在9000万人以上の登録ユーザーはいるが、黒字化できていない。
この登録ユーザーは一度登録してもさっぱり利用していなくても、登録ユーザーとされるので、話半分くらいで考えてよいだろう。
また、実名SNSの米リンクトイン社も、2011年5月19日、米ニューヨーク証券取引所に上場を果たした。ティッカーシンボルは、「LNKD」
新規株式公開(IPO)価格は45ドルで、
3億5280万ドル(約282億円)を調達。
クーポン共同購入サイトの米「Groupon」も、2011年6月2日、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請書(FORM S-1)を提出し、最大7億5000万ドルの調達を狙う。
また、噂レベルだが、米Facebook、米Twitter、米ZyngaらのIPOも検討されている。
2011年、2012年はネットベンチャーのバブルの年といえるだろう。
日本ではこの流れが半年遅れなので、ちょうど2012年の1月あたりからだろう。
つまりソーシャルバブルだ!
2016年のソーシャルバブル終焉にまで、間にあいそうな起業家はがんばってほしい!
ネットはいつも4年ごとにバブルとバブル終焉をくりかえしているからだ。
1996 yahoo! IPO ネットバブル
2000 ネットバブル終焉
2004 Google IPO
2008 リーマンショック
2012 ソーシャルバブル
2016 ソーシャルバブル終焉
インターネット・ラジオ・サービスの米Pandora Mediaは米国時間2011年6月15日、米ニューヨーク証券取引所に上場し、ティッカーシンボル「P」で取引を開始した。新規株式公開(IPO)価格 は16.00ドルで、約1470万株を売り出し、2億3490万ドル(約190億円)を調達した。
初日の取引は20ドルの初値が付き、一時26ドルまで上昇したのち、17.42ドル(8.88%高)で終了した。時価総額は27億8000万ドルとなった。
米メディアの報道(Wall Street Journal)によると、同社は先週、仮条件を当初の7~9ドルから10~12ドルに引き上げ、売り出し株式数を100万株追加していた。2000年にサービスを開始したPandoraは急速に成長し、現在9000万人以上の登録ユーザーを抱えるが、まだ黒字化していない。
ビジネス向けSNSサイトを運営する米LinkedInは5月19日に上場を果たし、IPO価格45ドルで初日の取引は109%高の94.25ドルで引けた
(関連記事: LinkedIn、上場初日の株価は109%高の94.25ドル)。
またクーポン共同購入サイトを運営する米GrouponもIPOを予定している(関連記事:クーポン共同購入のGrouponがIPO申請、最大7億5000万ドルを調達へ)。今年は多数のネット関連企業が株式を公開する予定で、ネット関連企業の最初のIPOブームだった2000年以来の盛り上がりだという
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20110616/361438/