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掃除機、扇風機と既存製品とは全くちがうイノベーションを生み出し続けるダイソンが、目をつけたのは、なんとトイレの蛇口だった!
ダイソン エアブレード ハンドドライヤー
水と温風がひとつの蛇口から。流石だ!
誰も不便に感じていない不便をみつけることが、ダイソンのイノベーションだ。
今度はクルマのワイパーとかを、ぜひダイソンがイノべーションして欲しい!
なぜならば、
ダイソンは「空気を動かす」技術に特化した研究開発とエンジニアリングの企業だからだ。
ダイソンの新製品発表には1つの特長がある。必ずといっていいほど「何人のエンジニアが何年をかけて開発した」という説明が付くのだ。国内の家電メーカーではほとんど語られない部分だが、ダイソンはさらに研究開発に投じた金額も公表する。ときには製作したプロトタイプの数、開発の過程で行った実験の回数までも明らかにする。
4月9日に発表された「エアブレード」ハンドドライヤーシリーズは、「125人から成るダイソンのエンジニアチームが3年近くにわたり実施してきた集中的な研究開発と4000万ポンド(約68億円)の投資による成果」だ。プロトタイプの数は3300個以上、手洗い実験は2億1300万回以上も行われた。それを数えた人がいることにも驚かされるが、エンジニアたちの功績を評価し、そのための資金を重視する姿勢は新鮮だ。近年、コストダウンという“功績”ばかりが目立つ国内メーカーとは対照的に見えてしまう。
日本ではダイソンを“掃除機などの家電メーカー”と認識している人が多いと思うが、それは表面的に見える部分だけだ。ノックス氏によると、ダイソンは「空気を動かす」技術に特化した研究開発とエンジニアリングの企業だという。
ダイソンの製品開発は、市場性から入る形ではないようだ。ジェームズ・ダイソン氏が語ったエアブレードの開発経緯は、「あるエンジニアが10年前から“シート状の空気”の実験をしていた。その目的や詳細は話せないが、あるとき1人のエンジニアがこの空気を使って手が乾かせると気づいた」。つまり、最初は別の目的で研究開発していたが、その成果から別の用途が生まれたことになる。
市場性に注目するのはこの後で、今ある製品に足りないものや「使う人が困っていること」を洗い出す。今回の場合は衛生面と手洗いの効率に注目し、世界最速の空気の層を使い、HEPAフィルターを通すことにより、既存のハンドドライヤーよりも衛生的で早く乾かせるという“強み”をプラスした。強みのある製品は一定のファンを生むため、成熟した市場でも存在感を示す可能性はあるだろう。そして自社の技術は特許で徹底的に守る。エアブレードの場合、出願中を含めた特許件数は110件で、それとは別にV4デジタルモーターでも100件を数えるという。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1404/10/news075.html
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