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企業を経営していくためには、常に資金が必要だ。
大きな組織になればなるほど、大量の資金があればあるほど、規模をスピーディーにかつ最大化できる。
そこで、企業は資金を調達するために2つの方法を考える。
【1】銀行から借りる
銀行は預金者のお金を銀行の意思で企業に融資をする。
企業は利息を支払う
企業にとってのこの資金は間接投資
【2】市場から資金を調達する 証券会社経由で株券を発行する 株式上場
投資する人(投資家)は、上場されている企業の株を自由に売買できる。
企業は利息を払わない。配当金を支払うかどうかを企業側が決定できる
企業にとってこの資金は直接投資
出資した人は株主となり、株主総会などにも参加できる
株主は、配当金等がもらえる権利がある。
株主は、証券会社を通じて自由に株券を売買することができる
安く企業の株を買って、高く売れば、証券会社の手数料を引いた金額を収益とすることができる。
【1】の銀行は、預金者のリスクを銀行が負担する。預金は減らない。
【2】は、株主となることによって投資家が自らがリスクを負う。投資額が増えるか減るかは企業経営次第。
そして、企業が発行している株数×株価が時価総額
【3】時価総額=発行株数×株価
これは企業の価値を物語っている。
企業の買収の際は、これを元に買収額などが計算される
間接投資にあたる金額は…
【1】都市銀行の総預金残高 273兆5033億円 2012年全国銀行協会
約273兆円が都市銀行が融資することが可能な金額だ。
株式上場していない会社も借りることができる。審査があり利息も発生する。
組織、法人、上場企業にかぎらず、個人の住宅ローンなどにも銀行は融資できる。
そして、直接投資にあたる金額は…
【2】2012年東証の株式売買代金は、310兆8863億円 2011年日本証券業協会
http://www.tse.or.jp/market/data/v_and_v/index.html
東証一部 306702280 百万円 306兆7022億円
東証二部 910182 百万円 9101億円
マザーズ 3274099 百万円 3兆2740億円
なので、合計で、310兆8863億円
※東証では、成立した取引の売り・買いを一つの取引とした、いわゆる片道数量で表している
【4】日本の会社は、約583兆円の資金を元に活動している。
日本の会社は、【1】+【2】の合計 約583兆円の資金を元に活動している。
日本の会社は約583兆円の資金で動いている。
一般の人が企業に直接投資できる金額は310兆8863億円
そのうち、インターネット取引による株式売買代金は112兆5183億円