フォローとフォロワーの関係を進化させるリスト機能
2009年10月28日(水)ツイッターに
「リスト機能」が提供されはじめた。一斉に導入されるのではなく、徐々に導入された。リスト機能の使えるユーザー、使えないユーザーと別れた。おそらく、
負荷分散のためだが、どのようにユーザー選択をしているのかは不明だ。また、日本語版であっても、英語でサービス利用可能がタイムラインに表示されたので
驚いた人も多いことだろう。今後はこういったところも、日本語での対応が望まれる。翻訳だけなら1時間もかからないからだ。困ったユーザーの問い合わせに
答えるほうが大変かと思う。
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さて、このリスト機能とは、単純にいえばグルーピング機能のことである。自分のフォローした人のタイムラインは一種類であるが、リストでまとめることによって、フォローする人たちを分類することができる。
ここまでは、あれば便利な機能のひとつということだ。しかし、ここからがツイッターならではの機能だ。ツイッターのリスト機能は、他人の作ったリストそのものをフォローすることができるようになっている。これは、かなりユニークな機能だ。
@kengo さんの友達リストをフォローすることにより、その友達をフォローしてなくとも、ツイートを読むことができる。
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これにより、自分のタイムラインだけではなく、誰かが作ったセットリストの分類のようなツイートを読むことができる。これは、ツイッターのサービスをさらに奥行きを与えてくれるようなサービスとなった。
自分のタイムラインに表示されるように、フォローするのではなく、リストをフォローすれば、誰かが作ってくれたテーマにあったリストを見ることができる。
もちろん、そこから自分が作ったリストに編集していくということもできる。それは、自分がフォローしているしていないにかかわらず編集できるのだ。
自分のリストを見てみると、80のリストにフォローされて、13のリストをフォローしていることになる。
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ま
た、これらが公開されているので、ツイッターのフォローとフォロワーの概念関係がそのままリスト機能においても適応されているのだ。これはbeta機能と
はいえ、とてもパワフルな機能となる。これらの機能をサードパーティーがAPIを活用するだけですさまじいことが起きるだろう。
有益なリスト機能を作り続けるだけで、ブレイクする人も登場することになりそうだ。
ま
た、リスト機能は、フォローすることなく、気になる人をリスト機能に表示することができる。またそのリストはパブリックにするかプライベートにすることも
できる。これはツイッターの世界の中に、私だけの世界を同時に作ることができる機能だ。今後のツイッターはフォローしている人以外も自分のツイートが見ら
れているという意識が必要となるだろう。
登場したばかりであるが、リスト機能の数というのも、フォローされている数同様に注目されている数となることがわかる。フォロー数よりもどれだけリストされているというリスト数の方が、ツイッターの中での人気をはかる指針となるのかもしれない。