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まだ、見ていない映画に対して、どうのこうのいうべきものではないと思うが、今回は、興行成績がとても気になった。
ハルクも2作品、アイアンマンも2作品。マイティー・ソー、キャプテンアメリカ、 そして、今回、それぞれのキャラクターが集結し新たな映画として、「アベンジャーズ」となっている。つまりマーベル・コミックスのキャラクターたちが集まった映画だ。
アメリカでは圧倒的な認知だが、日本では映画を通じてしか知られていないキャラクターだ。しかし、ハルクやアイアンマンのヒットで、そして、日本での公開が最後であるだけに、興行成績に期待されている。
ハリウッド版 スーパーヒーロー大戦はどこまで盛り上がるのか? 出足は絶好調!
2012年8月14日より日本全国844スクリーンで公開された映画「アベンジャーズ」が、
オープニング6日間で13億8,000万円、94万人動員のロケットスタートを記録
この記録は2003年(9年前)の「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊達」(興行収入68億円)のオープニング成績を凌ぐ勢いだそうだ。
全世界での興行収入は、8月20日(月)までの集計で14億8,150万ドルとなっている。
ちなみに歴代記録は、
「アバター」(27億8,230万ドル)
「タイタニック」(21憶8,520万ドル)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(13億2,810万ドル)
全米歴代興行収入では、6億1,760万ドルを記録し、「タイタニック」(6億78万ドル/2012年公開興収除く・ファーストランのみ)を超え、歴代第2位となった。
全世界歴代興行収入で「アバター」を超える事ができるのか、公開順としては大トリを務める日本の興行収入がその結果を左右することになりそうだ。
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0820/nrn_120820_2634455959.html
興行成績の良さはその後のパッケージメディアや、CATVや衛星での成績につながる。キャラクター商品であれば、タイアップなどの市場も活性化することができる。
興行成績がいいのは映画産業にとって、良いことだと思うのだが、このところ、「アメイジングスパイダーマン」、「ダークナイト・ライジング」と立て続けで、「アベンジャーズ」まで、足が向かわなかった。
ハリウッド映画の企画が、コミックだらけで、どの映画も似たりよったり、特撮のCGの凄さもあるところで行き着いた感がある。
かつてのアニメ・コミックを主人公にすることにより、大人から子供までマーケットにできることに気づき、アニメを実写化することによって、その世界観をCGでハリウッドクオリティで表現できる。
まさに、映画ビジネスとしては安定して稼げる金脈を掘り当てた訳だ。
しかし、アベンジャーズの続編、さらに今後の映画産業の行く末を考えると、浮世離れしたコミックストーリーに食傷気味なのはボクだけだろうか?
もはや、現実社会の方がよほど、映画の企画ネタにあふれていると思うのだが…。