2008年07月19日、梅雨明け宣言されてから、海は急にすごい人でである。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20080720ddm001040081000c.html
梅雨明け:浴びる夏--神奈川・江の島
関東甲信、東海地方などで梅雨が明け、全国的に夏本番を迎えた19日、気象庁によると山梨県身延町37.2度▽群馬県館林市36度▽東京・練馬
35.6度--など各地で最高気温35度以上の猛暑日になった。3連休初日で夏休みに入った地域も多く、海や山の行楽地は観光客らでにぎわった。
神奈川県藤沢市の片瀬東浜海水浴場では、江の島大橋を挟んだ西浜と合わせて今年最高の約4万5500人の人出となり、色とりどりのパラソルの花が砂浜に咲いた
梅雨明けとは…。via Wikipedia
気象庁が梅雨入り・梅雨明けの情報提供を始めたのは1955年(昭和30年)頃とされ、「お知らせ」として報道機関に連絡していた。ただし気象庁としては、この情報提供は積極的に行わない方針であった[2]。気象情報として発表を始めたのは1986年(昭和61年)になってからである。理由として大雨による災害に関心を持ってもらうことだったとしている[3]。
なるほど、そういう経緯で発表されはじめた。
しかし、梅雨明け宣言によって、観光的な経済効果に影響を与える今日においては、その「発表」は、別の意味を持ち始めているといわざるを得ない。
マクロ的に見ると、7月1日の海開きから、8月末まで、海の家はたったの8週間しか営業期間がない。
梅雨明け前と後では、3倍も売り上げが変わるそうだ(フジテレビ”とくダネ”2008/07/21)。
たかが、「梅雨明け」の4文字の言葉の発表だけである。さっさと発表することのデメリットは少ないと思われる。
また、年々、発表するタイミングが悪かったのではないでしょうか?
実は、梅雨明けしていた…という話を何度も聞く。これでは、発表そのものの意味がない。
ここで提案としては、責任を問われない。梅雨入り、梅雨明けの発表の方法である。
結果で評価させるのではなく、プロセスで評価させるひとつのレトリックである。
「未満」という便利な言葉がある。未満とは、数の範囲や区間を表わすことばである。
気象庁が、梅雨入りになりました。梅雨明けかな?と感じはじめたら、(これも数値で決まっていない点がとってもファジーだ)
「梅雨入り未満」とか
「梅雨明け未満」とかを発表するのでどうだろうか?
この期間を一週間にしておけばいい。
たとえば、テレビでは、おそらくこう報道されるだろう。
「本日、気象庁は”梅雨明け未満”を発表しました!”梅雨明け未満”とは、これから一週間前後で梅雨明けするという発表です。今度の土日は、梅雨が明けている可能性が高くなってきました。」
…という報道となる。
それだけで、行楽気分が向上するのではないだろうか?
日本では、昔から、白黒はっきりせず、曖昧にして、その空気を互いに読み合うというファジーな国民性があるのに、「梅雨明け宣言」とかは妙に欧米的で、白黒つけたがる性格性を持つようだ。
明るいニュースとなる「梅雨明け宣言」は、もっとファジーでビジネスチャンスを損なわないよう、気象庁に指導するのはいかがだろうか?