2011年03月23日(水)のテレビ朝日の
「池上彰の学べるニュース 3時間スペシャル 緊急生放送!東日本巨大地震の最新情報」はテレビ史上、もっとも緊張感のある生番組だったと思う。
http://taifon.net/video/youku/3160ca1b58f9/
http://www.56.com/u13/v_NTkwMzMzMDY.html
特に後半の東京工科大学の松本准教授と池上さんとのやりとり。
池上さんの放射線に関する解説が、何度も生でダメだしを受けてしまう生放送ならではのハプニング。
しかし、池上さん、ゲストの顔を立てながらも、つまりこういうことですねと果敢に調整を図られます。
見ているこちらのほうが、焦るほどの緊張した番組でした。
なぜか該当シーンがない…
生放送ということもあったのですが、しゃべりだすと止まらない…。
何度も、池上さんや女子アナさんが話を切り上げようとしましたが、
手書きのフリップで、まるで「放送大学」のように化学用語解説の連続で、完全に番組ジャック。
ボクが番組ディレクターだったら、CM空けにはいなくなっていただいたと思うが、池上さんの番組は、真摯に丁寧に解説の話をわかりやすく、わかりやすく放送しようと努力。それを、准教授は、またダメだし…。池上さん、スタッフの皆様お疲れ様でした。
DNAが放射線から体を守ってくれているという「お守り」というレトリックで放射線のことを気にしないでいいレベルという専門家からのコメントだったが、説明は、ドヤ顔ですすめられ、なんだか比喩そのものが、スピリチュアルっぽく聞こえてきた。
やはり、ネットでは話題になっていました。
東工大・松本准教授「放射線を浴びても“お守り”があるから大丈夫 .
※ネット上の写真では、こんなキャプションが入れられてしまった
その中でも、東京都の石原知事の発表に関しては、乳児が1年間、毎日摂取した場合でも安全というべきであったと指摘されていた。そこは見事の指摘。
松本准教授の登場する番組は、絶対に目が話せなくなってしまいました。テレビには理系でも放送時間を意識していただく必要がありました。
結局、石原知事、こんなパフォーマンスをするハメになっています。
そういえば、カイワレを食べていた頃の菅さんを思いだしてしまいました。
テレビが真面目な番組をつくるノウハウがなくなってしまっているのかもしれないと感じる夜だった。
※写真・動画はすべてembedで引用