秋葉原で、見かけた新ビジネス
世界の中でも、とびきりとんがったビジネスといえば秋葉原。
キテレツな新ビジネスがいろいろと展開されている。
ビジネスのテストベッドとしても、いろいろご新規ビジネスが登場。
そこで見つけたのが、皿を割ってストレス発散。
「八つ当たりどころ」
もちろん、トライしてみた!
一回200円
皿を割ってストレス発散
演出の音楽がなぜか「ロッキーのテーマ」
移動式の車でやっているので、どこにでも出張できる。
5分ごとに一人くらいの参加。しかも土曜日
1時間で2400円、8時間営業しても1万9200円。
車使って、人件費を計算し、平日だともっと少ないとするとかなり厳しい。
ただ、イベント会社がパブリシティとして展開し、イベント貸し出しなどは可能となるだろう。
モンハンカフェの秋葉原集会所ならば、一人あたり
1時間600円。
3時間で1000円。40人ほどで満席なので、半数が1時間で、1万2000円、半数が3時間とすると、2万円 一時間あたり最大3万2000円の売り上げ。一日をその70%で考えると、日商、17万9200円。50%で考えると、12万8000円。悪くないですね。しかも金土祝祭前日は24時間営業。
設備投資は、テーブル、椅子、ソフトドリンクディスペンサー、あと電気代。
モンハンブームが少し落ち着いていても、週末の秋葉原はかなり盛り上がっている。
そして、また、萌え系のアイドルたちが路上ライブを規制されたことにより、インドアスペースでライブ&バー「でぃあすてーじ」が展開されている。
単に、萌えグッズを購入するビジネスだけから、ライブ会場で、飲食をおこないグッズも購入するというビジネスモデルも登場。さらに、ビル全体が、「萌え系総合アミューズメントビル」という
ディアステージだ。株式会社モエジャパンが運営している。
手の届くアイドルというのがコンセプトのようだ。
応援したい男の子たち。メイドカフェでは満足できない秋葉アイドルの双方の需要と供給がマッチした
コンセプト先行の飲食ビジネスの展開だ。
「萌えと音楽とヲタ芸を愛する人々が集いライブで秋葉原を盛り上げる!」というコンセプトだ。何やら、楽しそう。一般の人が入りにくい雰囲気が、またいいのかもしれない。
「男装」というような新たなキラーコンテンツも開発されている。
スタッフも秋葉アイドルが、フェイマス化してきている。
日記やブログによって、自分のお好みのスタッフのことをしっかりと勉強してから、本物と会える。
まさしく、これはアイドルのパーソナル化といえる。
アイドル市場もロングテールとなり、1万人に1人のアイドルから、20人に1人のアイドル時代へとなったのかもしれない。それでもニッチなビジネス市場を創造している。
というボクには価値がわからないけど、なにか良さげなラインナップ。
また、気になるのが、ドネルケバブの聖地と化してきた感じさえする。車での移動販売から、1坪店舗を構え、着席型店舗へと増殖中だ。近いうちにドネルケバブレストランというような立派な店舗も登場し、差別化されそうだ。
中近東の国々の人にとってドネルケバブは宗教上の理由から食べられるものや食べられないものが明確にわかるため、出稼ぎに来ている外国人たちが、秋葉原なら、安心して本場のドネルケバブが食べられるというのが定着してきたひとつの理由のようだ。
すでに、ドネルケバブの独自の香りは、秋葉原のニオイとして定着してきた気がする。
秋葉原は六本木を抜き、世界の中の最先端の国際都市となってきた。
これも、マスメディアや行政主導ではなく、ユーザー主導の都市づくりだったのかもしれない。
大阪梅田の北ヤードも、ハードウェアだけではなく、このコンテンツ先行型のビジネスモデルをぜひ見習ってもらいたい。