電通とFacebookが業務提携 広告主向けにマーケティング活用支援
電通とFacebookが業務提携。広告主向けに、Facebookを使ったマーケティング活用のコンサルティングなどを行う。
2011年02月28日 15時45分 更新電通と米Facebookは2月28日、SNS「Facebook」を活用した広告主向けマーケティングサービスの支援で業務提携したと発表した。電通はFacebookの公式広告販売パートナーとして、広告主に対しFacebookのマーケティング活用コンサルティングやFacebookページの制作などを行う。電通は「新たな広告手法による新収益の創出を目指す」としている。
電通はFacebookの国内公式広告販売パートナーとして、広告主向けにFacebookページのコンサルティングと制作を行う。またFacebookのプレミア広告枠の独占販売、マス広告と連動させたFacebook活用マーケティング展開を広告主に提供していく。
広告枠販売は、電通傘下のサイバー・コミュニケーションズ(cci)がメディアレップとして担当する。
Facebookプレミア広告枠は、電通とcciが1年間(2011年2月18日から)の独占販売権を取得した。同広告は、他社広告が同時に掲載されることがない独占掲載で、アンケートやイベント、「いいね!」ボタン、動画などを含めることができる。
提携の具体的な内容は以下の通り。
(1)電通は日本での公式広告販売パートナーとして、Facebookから最新の技術情報やサービス活用事例などを入手し、広告主・媒体社へのコンサルティングを行う
(2)電通はFacebookの協力を得て、広告主、媒体社にとって付加価値の高い、Facebookの機能を最大限に生かしたFacebookページの制作を行う
(3)電通とcciはFacebookのプレミア広告枠の年間独占販売権(2011年2月18日から1年間)を取得し、テレビ、新聞、雑誌、ラジオなどのマス広告とFacebook上の広告を連動させた、新たな広告を開発する
(4)電通はFacebookによる技術サポートの下、Facebookプラットフォームを活用した新たな広告/プロモーション企画やビジネスを開発する
(5)電通はFacebook社が新たに広告手法として展開しているソーシャルの要素が含まれたプレミア広告に積極的に取り組んでいく
1995年、HTMLに大手代理店が参入。企業のホームページ作りを支援。
2007年、SecondLifeに大手代理店参入。ランド、プリム制作を支援。facebookバブルはどちらにも似ている。
【3】Facebookのプレミア広告枠の年間独占販売権が1年間という短期的な契約が気になる。
3〜5年間という長期的な契約を結べなかったのか、結ばなかったのかが気になるところ。
日本でfacebookはバブルなのか、根付くのか気になるところ。
ビジネス目的であったとしても、ユーザーや顧客と同じ視点でコミュニケーションできるかどうかが成功の決め手。
広告クライアントのソーシャルメディアへの意識変革を、広告の手法でうながせるのかがポイントとなるだろう。