PayPay 100億円キャンペーンのその後はどうなる?
1日50億円、10日間で最大500億円のPayPayの経済効果
ここで『100億円 20%還元』という数字のもたらした効果を分析してみたい。単純に100億円を20%還元だけで使うと、500億円の売上を加盟店は達成したこととなる。また、100億円を、10万円までの全額還元で換算すると最大10万人に還元できる。これらの組み合わせによるキャンペーンだった。では、このキャンペーンでいったい何人のユーザーを獲得できたのだろうか?前代未聞の100億円のバラまきキャンペーンは、あっけなく終了してしまった。今日、2018年12月14日からPayPayを使おうというモチベーションは、まったくなくなってしまった…。また、もっと買いに行けばよかったという後悔の念がよぎる。
500億円はビックカメラで37.5日分、ヤマダ電機で13.3日分の売上
ビックカメラ単体の年商は、4,875億円(2018年)だ。1日あたり13.3億円
ヤマダ電機単体の年商は、1兆3,656億円(2017年)だ。1日あたり37.4億円だ。
PayPayの売上にみる経済効果500億円売上は、
ビックカメラ単体の売上 37.5日分、ヤマダ電機単体の売上 13.3日分となる。それらがたったの10日間で終わったものだから、特に量販店はウハウハだったのではないだろうか?
なによりも、PayPayを通じて、最大500億円のキャッシュが市場に流通したのだ。それは加盟店全体の売上を10日間で跳ね上げたことだろう。
『#PayPay ロス』たった10日間の100億円祭りで終わってしまうのか?(神田敏晶) – 個人 – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20181214-00107617/
□ペイペイ株式会社の資本金
資本金(資本準備金を含む)は180億円
ソフトバンクと ヤフー の出資会社
□100億円 20%還元 実質最大500億円のユーザーマネーの流通を10日間で達成した。ユーザーにはまだ1円も還元されていない。
※500億円、1人1万円の消費として、500万人の消費体験会員の獲得
※実質、コストは100億円で500万人獲得とすると、一人あたりのスイッチングは
2,000円でしかない。
2000円のコストで銀行ATMからスイッチさせられたならば、ATM手数料200円等の10回分で十分に回収できるコスト
顧客生涯価値
LTV = (平均購買単価)x(購買頻度)x(継続購買期間)/(新規獲得コスト+顧客維持コスト)
を考えれば、追加の還元キャンペーンは十分にありえる。
新規店舗発表と2月の還元という定期的な購買行動を促進できる。サーバ負荷などの増強対策など
第二弾の開始時期は?
□ソフトバンクの12/19水曜日のIPO チャンス と、2019年1月10日木曜日のペイペイ還元のチャンス
□
ソフトバンクIPO 最大2兆6000億円
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38936790U8A211C1000000/
□ソフトバンク 売上9兆1588億円 2018年5月発表
営業利益1兆3038億円
純利益 1兆0390億円
http://cdn.softbank.jp/…/2018/softbank_presentation_2018_00…
□ヤフー売上 8971億円 2018年4月発表
営業利益 1858億円
純利益 1311億円
原資はまだ、親会社にたっぷりある。増資も可能。
買われた商品が、mercari などへの転売もあり。
merpayなど セブンpay の新規参入のタイミングは?