オムロンの1.5万尾のAIイワシによるサーディンランデモンストレーション

オムロンが横浜・八景島シーパラダイスでAIでプログラミングされたイワシのサーディンランを体験できるデモンストレーションを行っている。2016年3月26日(土)から5月8日(日)

興味ぶかいのが、3つのルールだけで、この魚群トルネードのsardine runが再現できるところだ。

sardine run

digital AI

プログラムは3つのルール

「3つのルール」:
①外敵が近づいたら逃げる
②集団で泳ぐ
③エサを得る

魚の行動を単純化するとこれだけで魚群のアルゴリズムが成立するというのに驚きだ。これにあと、生殖をするというプログラムができれば、ほぼそのルールにそって生き続けることだろう。

しかし、リアルなイワシにこのプログラミングを誰が施したのか?もしくは、イワシたちが生き続ける為にこのような形態を自然にディープラーニングしつづけてきたのか?そこは謎のままだ。

小さな魚が集まることによって、とてつもなく巨大な魚に見えるというのは、当のイワシたちには、いまだに理解できていない効果だと思う。彼らは、常に、相対値で距離をなして動いている。つまり、先頭を泳ぐリーダーにすべてコントロールされている。絶対値で自分の役割を理解しているイワシはほとんどいない。もしも、個々のイワシが絶対値によっての役割を認識しはじめたら、sardine run はさらに強固な魚影になるのかもしれない。

http://www.omron.co.jp/hakkeijima-seaparadise/

「デジタルいわし」は、一尾ずつ仲間や外敵との距離など、周囲の状況をリアルタイムにセンシングしながら、どのルールを優先すべきか自ら判断し、仲間との距離をコントロールして泳ぎます。
オムロンは、今後こうした技術課題の解決が、自動車の自動運転など、人と機械が最適に調和した豊かな社会の実現に貢献していくと考えています。

横浜・八景島シーパラダイスにAI搭載「デジタルいわし」がやってくる! | オムロン

オムロン株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長CEO:山田義仁)は「海」、「島」、「生きもの」の魅力を楽しめる日本最大級の水族館『横浜・八景島シーパラダイス』のアクアミュージアムに、3月26日(土)から5月8日(日)まで15,000尾の「デジタルいわし」を用いた魚群トルネード「サーディンラン」の体験型デモンストレーションを展示します。自然界のいわしがサメやマグロなどの外敵から身を守るために集団で調和しながら行動する姿は「サーディンラン」と呼ばれ、横浜・八景島シーパラダイス アクアミュージアムの名物となっています。オムロンは、人工知能(AI)を搭載した「デジタルいわし」15,000尾を、185インチの大画面に投影して「サーディンラン」を再現します。大画面に投影された「デジタルいわし」15,000尾は、周囲の状況を瞬時に読み取りながら、互いにぶつかることなく同じ方向に整然と泳ぎ、群れをなして泳ぎ廻ります。さらに、今回の展示では、来場者が自由に操作できるアイコン「いわしキング」を用意し、「デジタルいわし」が周囲の状況をリアルタイムにセンシングしながら「いわしキング」を集団で追いかける、体験型デモンストレーションに仕上げました。オムロンは、この「デジタルいわし」の体験型デモンストレーションを通じ、八景島シーパラダイスを訪れるたくさんの子供たちに、いわしがぶつからないで泳ぐための仕組みを、オムロンの技術で楽しみながら学ぶ環境を提供します。

情報源: 横浜・八景島シーパラダイスにAI搭載「デジタルいわし」がやってくる! | オムロン