キンドルボヤージュは広告ビジネスを再・創造せよ!amazon kindle Voyage

amazonの電子書籍リーダーkindle Voyageキンドルボヤージュには

4つのモデルがある。キャンペーン有りとキャンペーン無し WiFiとWiFi+3G

電子書籍リーダーの良い所は、iPadやkindle Fireタブレットなどと違い、本を読むこと以外に何もできないところにある。とかく電子機器はいろんなことができすぎるところが欠点でもある。

しかし、電子書籍リーダーは「本を読むことしかできない」それが最大のBenefitだ。本来、amazonがやるべきことは、無料で、国民全員に希望者であればkindleを配布しまくることだと思う。そのほうが、電子書籍を牽引できるからだ。それによってプロモーションで電子書籍を読ませ、読書革命を興すべきだろう。まだ端末がバラまくほどにはいかないのだ。
しかし、年間1万円以上電子書籍を買う人に配布はどうだろうか?年間1万円電子書籍を購入すれば2年縛りで端末をプレゼントできるだろう。

残念ながら、kindle Voyage は、別の方向へ電子書籍リーダーを動かしはじめた気がする。

300ppiの高解像度で、今まで以上に印刷物のような美しい文字の超高解像度、自動調整フロントライトページめくりボタンWi-FiモデルまたはWi-Fi+無料3Gモデル。 …これらの機能がついたことによって、電子書籍リーダーの普及を混乱させていると思う。

Retina(326ppi)やGalaxyNote 4(518ppi)などとスマートフォンのppiの向上により、そこに追従しているからだ。

電子書籍の文字のフォントの解像度よりも、文字の拡大縮小などのスケーラビリティーの処理速度の方に気を向けてほしいものだ。

ページめくりなども、紙の本と同じ視認スピードに近づいたが、もう、人類の頭脳はページをめくる時間をさらに待つことができなくなっている。スピードなんて5分も触ればそれが標準になるほど、人類はスピード耐性を持っている。電子書籍の一番の課題は、美しさよりも、スピードにある。

1000冊を持ち歩けるというが、1000冊を検索したり、一覧できる機能がプアすぎるのだ。書棚のような機能は20冊並べたら、50ページブラウズしなければならなくなる何千冊ある本の中から、リレイテッド(関係性)の深い書籍をレコメンドしてくれるべきだろう。

また、最大の問題は、値段の設定があいまいな事だ。この値段の価格差をもっとamazonは説明しなければならない。

今回のVoyageは、「キャンペーン情報付きモデル」だという。

つまり読書中以外に広告が入るというモデルだ。

キャンペーンの有無によって価格が変わる。いやらしいビジネスモデルだ。

この価格設定そのものが、広告価値をさげるのだ。

広告挿入モデル キャンペーン情報つき

非広告挿入モデル キャンペーン情報なし

広告を肯定するならば、キャンペーン情報つきの方を高く設定すべきなのだ。その方が価値ある情報が得られるという気に心理的になるものだ。

広告があるから無料、広告をなくすから有料という発想そのものが、広告ビジネスを自ら否定していると思う。

この2,000円の差額は、広告主をバカにしているとしか思えない。

ユーザーに対して、有料で広告を出す場合、媒体社は広告主のクオリティや基準を高めて、ユーザーと広告主のマッチングをもっと考えるべきだろう

レコメンドエンジンやユーザーの購買データを世界で一番保持しているamazonが、広告の世界を変えなければ意味がないのではないだろうか?

むしろ、amazonの場合は広告はすべて、amazonでの購買に直結するキャンペーンなのだから。

amazonがキャンペーンを否定している段階で終わっていると感じた。寂しい限りだ。

Kindle voyage 21,480円 キャンペーン情報あり

Kindle voyage 26,680円 無料3G キャンペーン情報あり

Kindle voyage 23,480円 キャンペーン情報なし
Kindle voyage 28,680円 無料3G キャンペーン情報なし

kindle Paperwhite 10,280円

kindle 6,900円

レザーケースも用意されている