エヌビディアのFY2022通期(年間)決算発表 売上269億1,400万ドル(2.6兆円) 純利益97億5,200万ドル(9,752億円)なんと純利益率36.2%

日経新聞より

エヌビディアのFY2022通期(年間)決算発表 売上269億1,400万ドル(2.6兆円) 純利益97億5,200万ドル(9,752億円)なんと売上対純利益率36.2%

2022年2月18日金曜日

「アームの技術を使う複数のプロジェクトが走っている」。16日に開いた2022年1月期の決算説明会。頓挫した買収のむなしさをかき消すようにジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は強調した。人工知能(AI)の計算に使う新たなCPUを23年前半に発売し、ロボット向けプロセッサーも開発する。「面白いCPUを数多く目にするだろう」(ファン氏)

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO80248940X10C22A2TB2000/

nVidiaにとって、armの買収の断念は、 長い年月をかけただけあって相当な痛手だったと思われる。
また、nVidiaの 筆頭株主になる予定だったソフトバンクグループも当てが大きくはずれた。

ソフトバンクグループ孫社長はnVidiaとarmは半導体の中でも、エンジンとタイヤほど違うと言及したが、各国政府ともに、この半導体の上流と下流の統合には承諾できなかった。
しかし、合併しないまでも、このnVidiaジェンスン・ファンCEOの発言のように、armとの蜜月には変わらず、低電力消費のCPUではアドバンテージを持つことだろう。そして、nVidiaの価値の2/3で買収だったことから、armの年内上場においてはそれなりの時価総額が達成される見込みとなるだろう。

PER株価収益率  PERとはPrice Earnings Ratioの略

PER(株価収益率)60.94 倍 =株価 (236.42USD) ÷1株あたりの純利益(EPS)3.88USD

時価総額 5,910億ドル(59兆円) = 株価 (236.42USD)  × 発行株数 25億株

https://www.bloomberg.co.jp/quote/NVDA:US

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/detail/NVDA

nVidiaの売上シェアQ4 76.4億ドル を見ると、圧倒的にゲーミング34.2億ドル(44.7 %)とデータセンター32.6億ドル(42.6%)でのCPUで87.3%のシェアだ。期待されている全自動の自動車のCPUのシェアは現在、1.6%の0.1億ドルにしか過ぎない。

https://s22.q4cdn.com/364334381/files/doc_financials/2022/q4/Rev_by_Mkt_Qtrly_Trend_Q422.pdf

GAAPベースでの売上は、2022年の第4四半期で、

売上 76.43億ドル(7,643億円) Revenue
売上総利益 Gross Margin 65.4% ※49.98億ドル(4,998億円)
▲固定費(営業経費)▲20.29億ドル(▲2,029億円)
売上利益 29.7億ドル(2,970億円)Operating Income
純利益 30億ドル (3,000億円)Net income
希薄化後1株当たり利益(diluted earnings per share) 1.18ドル(118円)


https://d18rn0p25nwr6d.cloudfront.net/CIK-0001045810/7260f18c-9ebc-4365-a425-762fa272960f.pdf

 

2022年年間通期での売上は、269.14億ドル(2.6兆円)

売上 269.14億ドル(2.6兆円) Revenue
売上総利益 Gross Margin 64.9% ※174.67億ドル(1.7兆円)
▲固定費(営業経費)▲74.34億ドル(▲7,434億円)
売上利益 100.41億ドル(1兆円)Operating Income
純利益 97.52億ドル (9,752億円)Net income
希薄化後1株当たり利益(diluted earnings per share) 3.85ドル(385円)

https://d18rn0p25nwr6d.cloudfront.net/CIK-0001045810/7260f18c-9ebc-4365-a425-762fa272960f.pdf

 

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