ボクはレーシック手術をしているが、どうもずっと左目の調子が悪いみたい。しかも、最近はシニア眼になっているようで、書籍は遠目にしないと読みにくい。すると、どうしてもシニアグラス(いわゆる老眼鏡)が必要となる。
ただ、シニアグラスをかけて本を読む、パソコンを触る、iPhoneを触るのはいやだ…。シニアグラスのデザインがホントに嫌いなんだ。
そこで、RayBanのアウトドアズマンに、遠近両用のミラーレンズをとりつけると、読者をしていても、シニアどころか、別のオーラがでるのではと思い(笑)、価格調査を開始…。梅田のヨドバシカメラにいったついでに、メガネ売り場に立ち寄る。
視力検査をしてもらい(無料!)、 RayBan用の大型レンズで見積もりをとると、2万円オーバー。しかも、完成までに3~4営業日…。
うーん、と思って、隣にあった、サングラスのようなルーペが気になった。
石坂浩二さんがモデルをしているルーペ、
「ハズキルーペ」 を手にとった。
あくまでも、老眼鏡ではなく、これは「ルーペ」である。
しかし、ラメが施され、グラスにもグラデーションがある。前にはルーペのようなものしかなかった。
どう見ても、ルーペには見えず、スポーツサングラスに見える。
http://www.agport.co.jp/hazuki/hazukiloupe.html
そこで、かけてみて、手元に持っていた文字の小さめのドラッカーの「innovationと起業家精神」を見た瞬間、ボクは愕然とした。
まるで、ポプラ社の少年探偵シリーズのような文字の大きさになったのだ。
眼を凝らして読んでいた書物が、小学生の頃にワクワクしていたあの文字の大きさで読めるではないか!!!
これは、読書が苦にならない。文字が頭にダイレクトに飛び込んでくるほどのインパクトを与えてくれる。
次に、iPhoneでテスト。
普段、iPhoneでは、読むには読みにくい、無料アプリ版の産経新聞のアプリを取り出してトライ!!
まるで、産経新聞は有料のiPad版の産経新聞のように読める、少しピンチして拡大すれば全く不自由なし!これは、有料版のiPad版を読む必要がなくなった。
視力のCPUが格段にアップした人間には、iPhone版で問題なくなったのだ!産経新聞さん、至急対応しなければ…。
なんといっても、iPhone4SのRatinaディスプレイは、人間側の視力が上がることによって、はじめて威力が発揮できるシロモノであることも理解できた。
これはもう購入だ。
しかし購入の前に、儀式がある。
amazonで「ハズキルーペ」を検索し、店頭で価格交渉だ。
ラメのサングラスタイプの価格を調べてみたら、同じ価格の1万0,815円だったので、店頭でそのまま購入!…と思ったら、なんと 在庫なし…。
顧客が気に入っているようだったら、在庫くらい調べておいてほしい。15分近くは、これはすごい!といって、いろんなものを見比べているのだから…
あわてて、ハズキルーペのサイトで検索し、阪急百貨店とジュンク堂で取り扱いがあることがわかった。阪急百貨店はすでに閉店時刻をすぎており、残るはジュンク堂書店だ。
待てよ、自分がハズキルーペの営業マンだったら、必ず紀伊国屋書店にも営業しているはずだ。その、予想は的中! 紀伊国屋書店で「ハズキルーペPart2」を購入。
さっそく、ホテルに戻り、パソコンに向かってみて、さらに驚く!11MacBookAir よりもディスプレイの大きな、レッツノートS9 12.1 を今回は使っているが、まるで、27インチiMacを使っているかのような錯覚に陥った(もちろん、解像度はかわらない)。
ノートパソコンの場合は、かなり画面に眼が近づくので、背筋が曲がる格好になるので、あまりおすすめできる使い方ではないが、集中したい時には、これくらいの視野のクリアさは心地よい!
しかし、長時間ルーペをかけつづけていると、脳のほうがかなり加熱したみたいで、軽い立ちくらみを覚えるので、長時間での使用はあくまでもルーペ(拡大鏡)であるという認識のもとに使用することが大事だ。
1.6倍の拡大レンズ。文字の歪みが少ないのが特徴
レンズは10年保証、3年は自損保証。フレーム、レンズの破損は1回に限り新品と交換。鼻パッド無料交換
久しぶりに、ワクワクする製品となっていたハズキルーペに驚いた。
しかし、グラデーションのあるタイプはPart2という名称らしいが、以前のモデルとの差別化があまりはかれていない気がする。
また、タレントの石坂浩二さんの起用はブランド確立時期にはベストだが、現在の20代のネイリストのニーズや、歯科医のニーズなど、50代以上のシニアだけのマーケットではない。
若い著名なネイリストや、歯科医、時計職人などの専門職、プラモデルのモデラーなど、新たな広告のキャラクター像が必要だろう。
あと3名くらいのターゲット層を別けた人たちが石坂浩二さんを囲むという構図がよいのでは、眼を職業とする人たちの信頼を得ることが一番のルーペとしてのブランドだと思う。