Appleは最初からLightningケーブルを2本つけるべきだった

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ようやく、amzonで購入したLightningケーブルのおかげで、机の下に潜り込んで、iPhone5を充電する必要がなくなった。 

amazonでたったの310円で販売している。Lightningケーブル。ハブ経由では無理だったが本体と接続すればデータも充電も問題ない。Lightningケーブルの粗悪品も多々あるので要注意!しかし「アップル」という出品者は最低ですね

ボクのメインマシンは、MacPro のデスクトップ。当然、狭い東京の空間では、机の下以外にあの筐体をおけるスペースは確保できない。夏はあの排気熱は地獄だが、冬のこの時期は足元はヒーターいらずだw

 

 

iPhone5を充電するだけならば、どこの電源からでもUSBアダプタ経由でのLightningケーブルで充電できた。

しかし、データを吸い上げるとなると、MacProの本体につなぎたい。足元にしかおけないMacProからたったの100cmしかないLightningケーブルを机の高さ73cmにまで引き上げると、それはもう残り数十センチだけの稼働距離しかない。運が悪いと削りだしのアルミはスルリと机から落下する。

さらに、移動ともなると、机の下に潜り込み、Lightningケーブルを外して外出する。職場で接続する。そして、また家に帰って接続。Lightningケーブルのおかげで1日最低3回は机の下に潜り込むハメとなる日が数ヶ月続いた。
iPhone3GS時代から使っている電源付きカバーである Mophi JucePack for iPhone5は未だに発売されないので、常にLightningケーブルはiPhone5にお供することとなる。いくらiPhone4Sからバッテリー時間が伸びたとしても、新たな魅力あふれるアプリに接触すればするほど、そのバッテリーの持ち時間とトレードオフとの関係だ。むしろ、バッテリー時間はA6プロセッサの快適さをサポートするものと考えたほうがよさそうだ。だから、バッテリーはボクの場合は1日持ってくれたことがない(もちろん不要な時はGPSやBluetoothは起動させていない)。

もちろん、電源を装備したUSBハブも机上にある。しかし、充電も同時にさせながら、円滑にビデオや写真をMacProに取り込むには、そんなハブ経由では心もとないのだ。

今でこそ、Appleストアでも、Amazonでも、楽天でも、Yahoo!ショピングでもLightningケーブルの純正品以外も購入できるようになったが、iPhone5の発売当初はどこにも販売していなかった。

電池がなくなると、たった一本の貴重なLightningケーブルを求めて、softbankショップやauショップ、Appleストアに駆け込んでもLightningケーブル用を探し、充電をお願いしても、充電設備もなかった悪夢の時代だった。ホフディランの小宮山さんともアップルストアでばったりあったら彼も同じ状況で電源確保中だったw

アップルは、第三世代iPod登場以来2003年4月発売、初代、第二世代目まではFireWireケーブル)、30ピンのUSBコネクティングケーブルを採用しつづけてきた。約10年間もだ。その間に、何十万円もする高価なスピーカーも30ピンのUSBドック専用で販売されてきた。しかし、iPhone5の登場(2012年9月21日)と共に、何の前触れもなく、8ピンの認証チップ搭載のLightningケーブルへと変化させた。

30ピンから8ピンLightningにして小さくなった。そして、MicroUSBケーブルでは、いつも苦労するような差込口の確認は全くいらない。リバーシブルだからどっち向きだろうが関係ない。このあたりのアップルの採用は見事だろう。ただ、それだけの為で8ピンに替える必要性の真偽のほどはよくわからない。

本当は認証チップを入れたかっただけだとは思いたくない…。

この認証チップというのがミソだ。アップルはサードパーティーの製品として認証する為にこの認証チップを採用しているが、ライセンスする形態となればなるだけ、さらにチップというフィジカルなものをつければつけるほど出荷スピードは遅くなる。

「Made for iPod」などのロゴで知られる「MFiプログラム」のライセンス認証を受けたメーカーのみが認証チップを使えることとなっている。

これはアップルがApp storeと同様の審査を、サードパーティーの製品にまで及ばせているようにも見える。製品クオリティーが上がるなどの良い意味はあるが、このシェアでAndroid OSに大きく差をつけられている間に、「審査」などをしている余裕があるのだろうか?

Appleとは、Microsoftと違い、過去のレガシーには興味を持たない、未来のみを見つめる会社だ。

過去に大きなところでは、初のCD-ROMドライブ採用Mac、初代ボンダイブルーiMacによるフロッピーディスク搭載なし、QuickTakeデジタルカメラ、fireWireケーブル(IEEE1394,I-LINK,DVケーブル )の採用、MacOS からMac OS Xへの変更、そしてMacOSの切り離し、電源ケーブルの磁石化とリバーシブル化、iMacのCD-ROMドライブ搭載なし…。
数ある過去のレガシーと決別し、新たな基準を作る企業だ。

その姿勢はとても素晴らしい!

しかしだ…。30ピンをいきなり使えずにしてしまい、人気のiPhone5に電源の需要と供給のバランスが良くなかった。

ボクがアップルの役員ならば、必ず、2メートルのLightningケーブルと1メートルのLightningケーブルを同梱させただろう(未だに2メートルのLightningケーブルはない…)。少なくとも2,800円のLightning−30ピンアダプタを付属させれば、平和だったろう。

それが、初期のiPhone5の電源確保ケーブルの受給の問題を緩和できるのであれば安い投資額だ。iPadやiPad miniにも2本つけるべきであった。それらのケーブルが増えてくることにより、約10年もの間に普及してきた30ピンUSBケーブルの労をねぎらい、それらを「レガシー(過去の遺物)」として認識させる一番の方法だからだ。

しかも一本1,880円(1メートル)もするのだから、2本ついていればユーザーとしてはお得感満載だ。そこで、電源ケーブルがたりない、サードパーティーらの製品が投入されないからといって不満は出て来なかっただろう。

それが本来の「製品戦略」ではないだろうか?

意外に話題になっていないが、iPhone5やiPad miniを購入した人であればおわかりのはずだが、今度のイヤフォン「EarPods」は、社会の景色を変えてきた、あの「白いイヤフォン」とは雲泥の差の音質である。

アップルは、あの音の悪い「白いイヤフォン」によって、音楽を冒涜し続けてきたといっても過言でないとボクは思う。しかし、EarPodsに取り替えることによって、今までのiPhoneやiPodでも劇的に変化することができる。そしてあの白いコードのままだ。

これも、アップルはあのEarPodsをもっと知らすべく努力をするべきだろう。これは利益率の問題ではなく、いい音で動画や音楽を聞かせるという文化を創造する企業のミッションでもあるからだ。

 

 





 

 

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