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「総理はツイッターをやるべきではない。そんな暇があったら普天間をどうするか、じっと悩んで考えて欲しい。日本中でツイッターを一番やっちゃいけないのが総理だ」
鳩山由紀夫首相が年始から始めたツイッターについて、自民党の加藤紘一元幹事長が5日、記者団に苦言を呈した。ツイッターは140字以内の「つぶやき」を不特定多数向けに投稿できる無料ウェブサービス。加藤氏も利用を考えたが、「我々は国をどうするか深く考える立場。ツイッターは深く考えたら面白くない」と断念したという。
via www.asahi.com
「twitter=暇な人的」な、ステレオタイプで信じている人の図式のイメージが見え隠れしているニュースだ。
ぜひ、多忙な人が、なぜ今、twitterを活用しはじめているのかという点に注目すべきだろう。
それはアウトプット要素だけではなく、インプットの要素があるからだ。
加藤さんは、ぶら下がり記者の、「首相のtwitterのつぶやきどう思いますか?」のついつい応じてしまった発言だと想像できるが、twitter=つぶやき程度の理解ということが露呈してしまった。
昨年から何度も繰り返しているが、「twitter=つぶやき」 ではない。
「twitter=140文字ミニブログ」でもない。
ここの理解がとても重要!
twitterは、インターネットの本質的なものを、より簡単に、そしてより素早く進化させたものと理解していただきたい。
ただし、まだまだ非常に原始的なレベルである。
だから、こそ本質的な部分を、表層の「140文字のつぶやきツールでミニブログ」を鵜呑みにしてはいけない。
だからこそ、twitter をやらない理由に「そんな暇はない」というまわりの人をよく見かける。
たしかに、忙しい人の中には、自分のつぶやきをパブリックにするメリットはまったく見えない人が多い。
しかし、twitterの前のe-mailやメルマガやウェブ、ブログはどうだっただろうか?
いつの時代にもメールをやっている暇はないとか、ウェブを見ている暇はない、もっと前は電話している暇もない…と言っていた人がいた。
忙しいというのは、単に情報選択の優先順位に気づいていないだけかもしれないと疑ってみてもよいだろう。
忙しいと書いて、「心を亡くす」 。
chillout!
twitter上でこのコメントに対して、「忙しくて仕事をする暇もない」というコメントも戻ってきた(笑)うまい。そんな人ってよくいたりする…。
今年の夏、忙しくてtwitterなんて…という人が、すべてのニュースの情報ソースをtwitterで知るという時代になるとなんて言い訳をするのだろうか?
冬期オリンピックのマスでは伝えられないネタ話…南アフリカワールドカップの現地からのサポーターからの情報…参議院選挙での地元の候補者の動向…。
2010年 すべての情報はtwitterを経由するといっても過言ではない。
他人にURLを広報する時に、最も早いツールがtwitterになった場合に、その人たちは、なんというのか?
twitterは「21世紀のFAX」なのだ。
20世紀にFAXが登場して、ビジネスはどれだけ変わっただろうか?
今は無用の長物化しつつあるが、この何十年、FAXはビジネスに最も必要なツールであった。
忙しい人ほど、FAXだったことはガッテンいただけると思う。
twitterがFAX以上のパフォーマンスを出した時に、「そんな暇があったら?」とはたして発言するだろうか?
twitterをやる暇がないと思っている人にこそ、twitterを勧める理由。
それはニュースの速報性だ。
まず、ニュースサイトをよく読んでいる人をフォローすれば、自分にとって必要なニュースはその人経由で知る事もできる。
その分、自分はニュースサイトを読み漁る時間がなくてすむ。
では、どんな人をフォローすれば良いのか?
それは自分の知りたい事を得るために、まず、自分が人に教えられることから始めるのが一番早い。どこかで誰かが、興味を持つ人が現れる。
自分のための情報でもいい。自分の為のメモをツイートする。それが、いつしか人の為になる。役にたった人が、より有益な情報を広める「ご恩返し=RT」してくれるようになる。