シャラポワのシューガーポワ、プロモーション
これはお見事!
女子テニスの元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ(ロシア)が、26日(2013/08/26)開幕の全米オープン期間中に限り、名字を自らが所有する会社と同じ「シュガーポワ」に変更するよう米フロリダ州の裁判所に申請したことが分かった。英紙タイムズが20日(2013/08/20)付で報じた。「シュガーポワ」は各種キャンディを販売しており、大会中に着るウエアには唇をイメージした同社のロゴもつけるなど宣伝とみられる。同紙は「シャラポワとマネジメント会社IMGの異常な策略」と指摘した。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130820/oth13082023470017-n1.htm
この裁判所に申請したことによって、一気にシュガーポワの知名度は全世界に伝わる。
http://www.sugarpova.com/
「Name, set and match to Miss Sugarpova」
changing her surname to Sugarpova for the two-week duration of the US Open, in honour of her line of sweets.
英ザ・タイム紙は、このように 「ゲーム」を「ネーム」に引っ掛けたタイトルで報じている。海外の新聞は本文よりも見出しの制作により時間がかかっている(笑)。
この申請が通る可能性はほとんどないだろう。通るのであれば、アスリートがネーミングライツにこぞって登場。
たとえば、ゲームに勝つ度に名前が呼ばれるテニスなどでは、「ザ・ゲーム・イズ・ウォン・バイ・ナイキ・ナダル」(笑)とか続出です。
「ウィルソン・フェデラー選手」とかも。
シュガーポワ選手は、さらに「ヘッド・シュガーポワ選手」となったりすると、もうワケがわからない。
この申請をフロリダ州の裁判所は、2週間だけ改名する意味は宣伝でしかないと判断し、認めることはないと思うが、申請を出しただけでニュースになったので、 SUGARPOVA.comのいいPRになっていると思う。
さらに、SUGARPOVA.comの運営が、マリア・シャラポワ財団となっており、祖国ベラルーシのチェルノブイリ原発事故後遺症のためのプロジェクトなどに寄付されている。これが、さらに、SUGARPOVA.comの価値を上げている。
きっかけは、突飛なアイデアでも、そこで飛びついた人たちが、思わず、ファンになるしかけをほどこしておくことが重要だ。
自分がその製品やサービスを購入することで、どのように社会と関われるのかが重要だ。おそらく、このシューガーポワを食べながら、シャラポワの話になって、さらに財団の話になって、チェルノブイリの話になるなんて…
そんなお菓子はどこにも見たことがない。
https://www.youtube.com/watch?v=c91MhespGwQ
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