マルチコプターというホビーは、ラジコンというホビーで何十年も前からある市場だ。しかし、そこに、スマホ業界やアプリ業界からの参入とアクションビデオカメラ業界が結びついたことによって、爆発的なイノベーションが誕生する。
従来のヘリコプターの操作よりも、圧倒的なマルチコプターの操作の安定感。
スマホやタブレットによる操作も可能。同時にOculus RiftのようなVRディスプレイと連動すれば搭乗している感覚も実現可能だろう。
また、制御の安定と重量物を可搬できるようになると…災害時に浮き輪や非常食などの搬送も可能となる。さらに原発建屋の内部を撮影するというようなことも実際に使用される。報道の分野では、もうマルチコプターが主流になることだろう。コストの面でも騒音の面でも。
また、ディズニーエンタープライズが、アトラクション目的のパテントも取得しているほどだ。
まだ、建設中の分譲マンションの階数による眺望の違いをマルチコプターで撮影して顧客に見せるというビジネス利用にいたるまで、マルチコプターの有効活用はふんだんにありそうだ。
Appleの新キャンパスの工事の進捗状況もこのように確認できるようになった
もしかすると、同じコースを有料で視聴させるという遠隔のサービスも可能かもしれない。
ネット越しに、地球の裏側からドローンを操作するというようなサービスだ。
まるで、米国の爆撃機の操作に近いことがたかだか数十万円の機体できるようになるのだ。
今後は大型化、弱騒音化、長時間バッテリー化、などは日進月歩で進んでいくだろう。現在は、ムック形態だが、マルチコプターの専門誌なども需要がでてくることだろう。
なかでも、枻出版社のRCヘリのムックである「マルチコプター完全読本」は、今買えるドローンを検討するのに最大のカタログでもあるといえる。
マルチコプターについては、「PCヘリ フライト&セッティング2015」に詳しい。
アクションカメラの需要も相当に増えている GoPRoも専用ドローンを発売するという噂も絶えない。