米HP、PCとプリンター、HPエンタープライズ ITサービス会社と分離

WSJの憶測どおり、米HPが、PCとプリンター部門をスピンアウト化を発表した。
いや、スピンアウト化したのは、名称で考えると、PCとプリンター事業部門がHPとロゴを引き継ぐので、HPエンタープライズ(HPE)の方なのかもしれない。

いずれにせよ、HPがコンシューマーと決別したのは、HPEという法人専門の会社としてのリスタートと捉えることができるだろう。

13年10月通期のPCとプリンター事業の売上高は合計559億2500万ドル(約6兆1000億円)で、HPの売上高の49%を占める。米調査会社のIDCによると、HPは12年までPCの世界出荷台数で首位だったが、昨年、中国・レノボグループにトップの座を奪われ、2位に転落した。プリンターは世界首位の座を堅持しているものの、競争激化で足元では伸び悩んでいる。

PC・プリンター事業会社の社名は「HP」で、現在のロゴを継承する。サーバーなど企業向けハードウエアとITサービスが主体となる会社の社名は「ヒューレット・パッカード(HP)エンタープライズ」となる。

メグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)はHPエンタープライズのCEOと、新HPの会長に就任。新HPのCEOには、現在PCとプリンター事業を率いるディオン・ワイズラー上級副社長が就任する。

引用元: 米HP、PCとプリンター分離 業界再編の引き金に  :日本経済新聞.