iPhone5の地図はなぜコケたのか?:日経ビジネスオンライン

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iPhone5の地図はなぜコケたのか?:日経ビジネスオンライン.
googleの強さは、人間を介在させることなく、人間が作ったアルゴリズムに対して、徹底的にデータを配置していくところ。仮説の立て方と検証方法がうまく機能している。一方、SNSなどの人的なデータの推移やGmailと他サービスとの強引なヒモ付け手法などの属人的な感覚や、UIに関してはヘタ。

Appleの強さはハードウェア、OS、ソフトウェアの機能の最大化。人間の使い心地に対して、徹底的に経験を積んできているところ。ユーザーのリクエストではなく、自分たちの理想とする世界観を押し付けることで進化してきた。 一方、ユーザー向けのサービスに関しては不得手だ。かつてのApple Link(サードパーティーBBS)に、e-Wold (http://en.wikipedia.org/wiki/EWorld) , Cyberdog (http://ja.wikipedia.org/wiki/Cyberdog) 、Mobile me  Ping (初の音楽SNS)と、死屍累々だ。

どの企業も、実のところは、「ワンミッション」しかマネージメントできない。
総合的に顧客を囲い込もうとすればするほど、弱みが露呈してしまうい、脅威となる。
どれだけ巨大な組織になろうとも、何屋であるのか?は明確に戦う場をわきまえる必要がある。
自分が何屋で、どの客を相手にしているのかをついつい忘れがちである。
残念ながら、今のGoogleもAppleも顧客の事を何も考えていないようにボクには思える。

最大のライバルは己にあり!

 

Apple Mapアプリの記事。いい分析だと思います。

パソコンとモバイルに革命をもたらし、シリコンバレーでも神扱いされるアップルだが、そのハードウェアやユーザーインターフェイスの素晴らしさとは対照的に、「クラウドとビッグデータ」には弱い


グーグルは、地図だけをやっているのではない。地形の基礎データは米国なら連邦国勢調査局など政府系のものを使っているが、これに店舗の検索や広告販売などを通じて自身で集めて保有する、多くの関連データを加えている。

 こうしたデータを多くのソースから集めて整合性を持たせ、優先順位をつけて地図に分かりやすく表示する、というのは同社の得意とするところだ。このあたりは、おなじみの「ビッグデータ」の技術力である。

 アップルでは、自社だけではこうした主要建物や店舗のデータをカバーできず、いろいろなソースからかき集めてきたはずだ。この部分が、本拠アメリカではそれでも一応データが集まったが、欧州や日本では十分でなく、元データそのものの質もバラつきがあり、さらにこれらを縫い合わせて不整合が起きないように調整する「コンフレーション」という作業が不十分だったのだと思われる。





 

 

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