スタジオジブリも使用しているソフト『OpenToonz』をドワンゴが無料で公開!

スタジオジブリも使用しているソフト、『OpenToonz』をドワンゴが無料で公開!

https://opentoonz.github.io/

プロ用のアプリを販売するのではなく、プロ用のアプリを無償公開し、プロレベルの作品を広く集めて公開させることがプラットフォーマーとしてのビジネスになるという狙いだろう。

さっそく、ダウンロードしてみた!が…しかし、使い方がまったくわからないぞw
このところ、プロの専用ツールが無償で提供されるケースが非常に増えてきた。

pixarの開発した『RenderMan』も非商用であれば無料提供 2015年3月23日
Get RenderMan
http://rendermansite.pixar.com/view/get-renderman

オープンソースのCGソフトで中学3年生が独力で自主制作という、

blender
https://www.blender.org/

も無料だ…。

CGソフトからレンダリングソフト、アニメーションソフトすべて無料で揃っている…。
あとは、やるかやらないかだけの差でしかない…。

ゲームにはまっている小中高生むけに、これらの無料ツールを総合的に使いこなす講座の通信教育ビジネスありそうだ…。

プロ専用に少数から太く儲けるビジネスから、間口を広げて薄く広く儲けるというモデルへのシフトを感じる。

Adobeが無料モデルに変えるためにはGoogleに売却か提携か…

Adobeがサブスクリプションモデルでヘビーユーザーからがっぽり型からミドルユーザーにまで広げて、薄く長くにビジネスモデルへと変えた。しかし、旧バージョンでも問題ないライトユーザーはすっぽりととりこぼされてしまった。

GoogleがGoogleMAPやEarthを買収し、無料公開することによって、APIビジネスは拡大し、広告の面が増えた。

Adobeの機能制限アプリ部門を買収し、無料で提供すれば、デザインやクリエィブ層向けの広告チャネルを自動的に開発できると思う。Google IllustoratorとGoogle PhotoshopとかGoogle Premiereがあるだけでユーザーの属性がさらに明確になり、そのユーザーたちのクエリーにあわせて広告を変化させるなんてこともできる。Adobeも取りこぼしているライトユーザーと落ちこぼれるサブスクリプションフィーをGoogleがサポートしてくれれば踏み込むメリットはあるだろう。

しかし、
Adobe通年の収益は過去最高の48億ドル、前年比16%増。2015年
http://www.adobe.com/jp/news-room/news/201512/20151211_q4earnings.html

Adobeはサブスクリプションモデルで儲かっているのだから、何もそんなリスクを取る必要はない。

Google通年213億ドルの売上 2015年

Googleの親会社、Alphabetが四半期決算公表―ついに世界最大の上場企業に

Googleが独自にツール提供してライバル関係になったほうが懸命のようだ。

ドワンゴは、ボーカロイド同様に、ニコニコプラットフォームにおいての、ネ申作品登場に期待しての無償アニメーションツール公開なのだろう。

2016年03月18日 18時48分00秒
❏無料でスタジオジブリのアニメ制作ソフト「OpenToonz」を公開するとドワンゴが発表
ドワンゴがイタリア・ローマのソフトウェア会社Digital Videoが独自開発したアニメーション制作ソフト「Toonz」を買収し、これを元に独自開発した「OpenToonz」をオープンソースソフトウェアとして公開することを発表しました。
OpenToonz https://opentoonz.github.io/
Toonzは映画「もののけ姫」の制作にも使われたソフトで、OpenToonzにはスタジオジブリが独自に開発した「Toonz」向けの機能「Toonz Ghibli Edition」が含まれるとのこと。

Toonz Ghibli Editionはソースコードをスタジオジブリ社内でカスタマイズしたもので、「借りぐらしのアリエッティ」以降のほぼ全ての作品の仕上げ・色指定・撮影工程で使用されています。スタジオジブリのエグゼクティブ・イメージング・ディレクターである奥井敦氏は以下のようにコメント。
1995年「もののけ姫」制作時に一部をデジタル制作する為、当時使用出来たソフトから選定したのが「Toonz」です。混在させても違和感が無く、劇場クオリティでもストレスなく作業出来る事が条件でした。以降、メジャーバージョンアップも乗り越え、より使い易く改良を重ねながら使用してきました。今回のオープンソース化にあたり、Ghibli Editionも提供出来る事になりました。アニメーション業界はもとより、より多くの人に使用していただければ幸いです。
DigitalVideo社スタッフに感謝いたします。さらに、ドワンゴは自社の人工知能技術を使った「OpenToonz」向けのエフェクトや、誰もがエフェクトを追加できるプラグイン機能を新たに搭載する予定とのこと。

情報源: 無料でスタジオジブリのアニメ制作ソフト「OpenToonz」を公開するとドワンゴが発表 – GIGAZINE