Viceという超新星 極悪メディアが第2のハフィントンになる

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ベアナックルファイトのレポートから麻薬組織などアンダーグラウンドなニュースサイト
これでどうやって広告主が得られるのは不思議だ。決してBBCやNHK的なアプローチでもない。


The virtues of Vice: how punk magazine was transformed into media giant” Guardian(2015年1月1日) @janemartinson

❏ That the Murdochs, via 21st Century Fox, Disney’s Bob Iger and the co-founder of MTV Tom Freston all provide cash-backed enthusiasm for Vice suggests they believe that the company, which started life as a “punk magazine” in Montreal in 1994, could understand young people better than News Corp, Disney or any other more traditional media company.

❏世界の新興メディアの代表例と言えば、バズフィード。それと負けず劣らずの存在感を誇るのが、Vice Media(ヴァイス・メディア)だ。

❏1994年に、カナダのモントリオールで”パンク雑誌”として産声を上げたヴァイスは、その後デジタルに進出。「次のCNNを狙う」という目標の下、世界35カ国で展開し、インパクトのあるドキュメンタリー動画などで名を上げた。

❏グローバルの月間オーディエンス数は1.81億人に達しており、1980〜2000年生まれの若者から、絶大な支持を得ている(平均読者年齢は27歳)。

❏2014年 昨年時点の想定時価総額は、25億ドル(2,500億円)。売上高10億ドル(1,000億円)、営業利益率は30〜35%に達するポテンシャルがあると公言している。

❏コンテンツ面での特徴は、危険を顧みない「圧倒的な取材力」。ウクライナ、シリアからの現地レポートは大きな評判を呼んだ。2013年に、元NBA選手のデニス・ロッドマンが北朝鮮を訪問したが、その背後にはヴァイスがいたと言われている。

❏収益モデルの柱は2つある。ひとつは、ライセンシング。自らのコンテンツを、世界中に売りまくる。いわば、コンテンツの制作工場である。もうひとつの収益源は広告・スポンサー収入。傘下のクリエイティブエージェンシー「Virtue」が、テレビと同じように番組スポンサーを募り、ネイティブ動画を創ることで高い収益を上げている。

❏Vice, with its gonzo-style journalism and access-all-areas attitude (typical headline: I Went Undercover in America’s Toughest Prison), is not easy to define.