イーロン・マスクの野望 TBS 「林先生の痛快!生きざま大辞典」

「20年後(2034年)には世界の新車販売の過半が電気自動車(EV)になる。米国に電池工場を建設するのに協力してほしい」

2014年1月、パナソニック津賀社長にあてた合弁事業へのメッセージ。

津賀はこのオファーに答えた。

パナソニックは、2018年度に自動車関連の売上を2倍の2兆円にする目標をかかげている。

パナソニックの自動車関連事業の7割が、カーナビとカーオーディオ関連と電装部品

リコール問題を避けて、走行部品にはタッチしていない

家電の不良率は100分の一ですんだがクルマは100万分の一の制度が求められる。

何よりも、出遅れると、サムスンなどの韓国勢に電池事業を制覇されてしまうリスクがある。

日経新聞 2014年4月23日

 

電池工場の総事業費は5,000億円規模。大量生産で電池のコストを下げ、EVを普及させる。

イーロン・マスクのテスラモーターズ(2003年創業)は、電気自動車事業を推進するための企業ではなく、地球温暖化のソリューション事業会社としてみるべきだ。

 地球の人口が、今世紀半ば(2050年)に100億人を越え、二酸化炭素が増加し地球温暖化が進む。

そのために、火星に人類が住めるようにするため、ロケット事業を進む前にやるべきこととして、クルマによる二酸化炭素を少しでもくいとどめるための事業にすぎない。

その会社がスペースX  (2002年設立)

 

民間でロケットを飛ばすには、1,000億円とNASAから言われた。しかし、イーロンは、 それを7億円実現した。なんと0・7%のコストだ。

解決策は、原価率(材料費)の徹底比較。なんとロケットはたったの2%だった。

98%は何で構成されているのかを解明した。  

全て、外注。しかも相手の言い値。 それをイーロンはすべて自社(スペースX)で設計。
しかも、パーツを量産して、たくさん飛ばすことを考えた。その結果が0・7%のコストを実現した。

それと、同じパフォーマンスを電気自動車で実現しようとしている。

内燃機関でガソリンという化石燃料を頼る事なく、再生可能な電気を使って、さらに大量生産によるCO2を排出しない自動車だ。

現在のクルマの材料原価は20%として考えると、2034年の自動車産業は、80%のコストをどれだけ落とすかだ。

材料の倍の販売管理費を計上して40%としても、クルマの値段は60%オフにすることが可能かもしれない。

 

 via

林先生の生きざま辞典 TBS 火曜日 11:53-12:28

この番組は、非常に興味ぶかい番組であった。
比較するのは、池上彰さんの番組だろう。

林先生の良さは、池上さんにないバラエティの要素がある。受け答えから、ボケまでかわす。
MC力も確実に向上している。

まだ、初回で硬さを残してはいるが、出だしのスタートは好調だ。

動画で学ぶというコーナーも、深夜枠でも知的好奇心を満たされる。
どうしても、回答者のガヤ芸人の質とリアクションに辟易されるが、深夜枠であれば仕方ながないかもしれない。

一日も早く、プライムタイムでのオンエアーを望む。

 

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今回のネタ元は、こちらの書籍だろう。番組でも書籍を紹介。

 


 

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テスラモデルX発表時のイーロン・マスクのプレゼンテーション