411億ドル(4.1兆円)2018年MPAAアメリカ映画協会調べ
MPAA THEME Reportによると、2018年度の全世界での映画興業成績は、411億ドル(4.1兆円※@100円レート)であった。北米が占める割合は29%。北米以外が71%という世界市場を近年は推移している。映画の興業市場は微増である。
ちなみにNETFLIXの2018年度の売上は157億ドル(1.57兆円)である。その売上から130億ドル(1.3兆円)をコンテンツ投資に回す(売上投資率82%)。
2018年の映画興業市場の売上411億ドルの31%を投資にまわしているのだ。映画業界からは考えられない投資を実現しているのがサブスクリプションだ。さらに、ゲーム市場が1379億ドル(13.7兆円)となり、映画興業市場の3.3倍に成長している。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kandatoshiaki/20190614-00130108/
2018年 映画&動画配信&DVD 968億ドル(9.6兆円)
世界映画興業収入歴代TOP10
まさに、フォックスを買収したディズニースタジオの一人勝ち状態という興行成績だ。そんなディズニーの2018年の売上は594億ドル(5.9兆円)だった、スタジオ映画事業は17%(100億ドル:1兆円)である。むしろ、ABCやESPNなどのメディア事業が41%、テーマパーク事業が34%で75%を占める。キャラクター製品で8%である。映画製作を核として、それを別領域でカバーしている。
NETFLIXの売上は157億ドルだ。しかし、コンテンツ投資は130億ドル、Disneyの映画事業の売上は99億ドルだ。営業利益は2.9億ドルなので、コンテンツ投資は70億ドルだ。この両社の差は今後どういう結果となるのか…。
日本国内映画市場 2,000億円規模で推移
2017年 世界映画市場規模406億ドル