沖縄USJ構想 名護のネオパークオキナワと本部(もとぶ)の美ら海(ちゅらうみ)周辺の可能性


大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営会社は、沖縄県に新たなテーマパークを建設する方針を明らかにしました。これについて、運営会社「ユー・エス・ジェイ」のグレン・ガンペルCEOは2015/03/18日、大阪市で記者団に対し、「今もう一つの新たなテーマパークを計画もしており、大阪以外でも会社として大きく成長していきたい」と述べ、沖縄県に新たなテーマパークを建設する方針を明らかにしました。運営会社は、今年度の来場者数が過去最高の1100万人を突破するなど好調な業績が続いていることから、事業をさらに拡大するため、新たなテーマパークの建設を検討していました。
建設する場所や時期など具体的な計画は明らかにされていませんが、運営会社によりますと、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」のようなアメリカのハリウッド映画を題材にしたものではなく、沖縄県にあった独自のテーマパークを検討しているということです。
運営会社は今後、テーマパークの内容の検討を進めるとともに、地元の沖縄県と用地の取得などについて協議を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150318/k10010019981000.html

既存の既出報告を考えると、沖縄県の北部(やんばる)の2箇所が有力だ。

名護市のネオパークオキナワを中心とした約27ヘクタールの用地に、200億~250億円をかけて整備する計画。大阪の施設と違い、映画スタジオの要素はなく沖縄の自然を活用した別の形態で2018年5月の開業を目指す。ことし(2014年)7月にも調査チームが現地視察し、8月ごろまでには概略を固める方向。来年(2015年)2月には候補地を公表する見通しだ。

❏沖縄が全国で数少ない人口増加地域であることや、観光や製造業に対象が拡大する名護市の金融特区の優遇措置などを踏まえ、進出を検討している。開業すれば北部地域にとっては美ら海水族館に匹敵する拠点施設ができることになり、北部での観光客滞在につながるものと期待できる。

❏市幹部によると、同市の道の駅許田の後背地やネオパークが候補地に挙がり、市が資料提供などをしていた。吸収やアジアの候補地の中では名護が1番手に挙がっており、計画では施設全体を4区画として半日間を楽しめるような仕組みにするという。年間約150万人の来場を想定している。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-228067-storytopic-4.html

❏県内で名護市のテーマパークに加え、本部町で海をコンセプトに自然環境を生かしたテーマパークを同時展開する構想を持っていることが24日、分かった。両施設合わせた総事業費は約600億円、年間の売上高は約230億円、約2千人の雇用が生まれると予測している。

❏USJ経営幹部が2014/9月に仲井真弘多知事と翁長雄志前那覇市長を訪問した際に、構想案として提示していた。関係者によると、那覇空港の第2滑走路完成(2019年平成31年1980億円)に合わせ北部広域に複数のテーマパークを同時展開することで、観光客の増大と滞在日数の増加による県内消費の拡大、地元雇用の創出につながるとみている。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=91952

❏USJ来場者年間 来園者数は1200万人を超え
http://www.asahi.com/articles/ASH2N2R89H2NPLFA001.html

1200万人 × @7200(USJ入場料)= 864億円 市場

❏沖縄のインバウンド観光客は年間約700万人
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=95558

700万人 × @10万円= 7,000億円市場

昨年から沖縄のメディアからは聞こえていたニュースでは、あるがUSJ側からの発表によって、本格的な動きが出てきそうだ。

ネオパークオキナワ
http://www.neopark.co.jp/

❏東京ドーム何個分?

東京ドーム 5ヘクタール(4.67ヘクタール)

ネオパーク・オキナワ 27ヘクタール  東京ドーム6個分
東京ディズニーランド81ヘクタール   東京ドーム16個分
東京ディズニーランドシー70ヘクタール 東京ドーム 14個分
USJ                                      54ヘクタール  東京ドーム11個分
海洋博公園(本部町) 77.2ヘクタール  東京ドーム15個分

まずは有力なのが、「ネオパーク・オキナワ」名護市の市営であることや、動植物公園であることもコンセプトとして継承しやすい企画が成り立つ。
直近はここでのUSJ開演が手堅いだろう。

「ネオパーク・オキナワ」での展開が、順調に行けば、やんばる(北部)には開発できる場所はまだまだある。中長期滞在型のディズニーでいうところの、ディズニーワールド(オーランド)のような開発も可能だろう。第一弾から開始していきながら、毎年拡大していくことも可能だろう。

海洋博公園の再開発は三方よし

本部町の美ら海水族館周辺の海洋博公園、海洋博開催以来の開店休業中の施設も多々ある。 77.2ヘクタール の土地がシーズンオフ時期は閑散としている。

管理・運営は、国営沖縄記念公園 沖縄美ら島財団
基本財産 : 24億0,500万円
国の補助金と沖縄県の出捐金(しゅつんきん:見返りをえない出資金、それぞれ6億円)および財団12億円の自己資本により構成されている。

入場料収入(推定標準入場料による最大値)
338万人(海洋博覧会地区) × @1850 = 62億5,300万円
200万人(首里城地区) ×@820 =16億4000万円
(2011年度)

一般財団法人沖縄美ら島財団 財務状況

2013年度 平成25年度 報告
2010年平成22年度の収入105億円が、
2012年平成24年度には、55億円と▲47%へと激減している。

2010年平成22年度の支出96億円を、
2012年平成24年度には、43億円と▲44%

しかし98億円もの固定資産を保持し続けなければならない。

http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/gyokaku/gyokan/documents/tyurashima.pdf

土木建築部 都市計画・モノレール課 098-866-2408

 

やはり沖縄には鉄道が必要だ!

USJの計画が順調にいけば、沖縄北部は大きく変革することだろう。
しかし、成功すればするほど困る問題は南北にわたる自動車の渋滞問題だ。
観光のピーク時ともなれば、さらに渋滞が続く。

沖縄の北部開発に欠かせないのは、なんといっても悲願である鉄道による大量輸送だ。

那覇と名護を結ぶ鉄道があれば、沖縄の北部の可能性はさらに大きく変わる。
北部の国頭村(くにがみそん)には、まだまだ未開の自然林がたくさんある。

長期滞在型施設は、ぜひとも、「ビーチ69ビレッジ」を参考にしてもらいたい。自然を壊さずに自然と過ごせる世界一のテーマパークとなるはずだ。
http://www.shimapro.com/
https://www.facebook.com/BeachRockVillage

【追記】

本部町の海洋博公園の隣に、元・米軍飛行場跡にもUSJに向いてそうな場所が!

http://www.town.motobu.okinawa.jp/rk/files/filelink/kamimotobu-atochiriyou-gaiyouban.pdf