1,263 Views

「Omoidori」の記者会見に行ってきた!写真アルバムのお手軽スキャニング


記者会見は、よほどでない限り、行かない主義だ。
速報勝負のストレートニュースに価値を見いだせないからだ。
しかしPFUの記者会見は、いろいろと質問ができて、実りがあった。

会見後に色々と開発者に根堀葉掘り質問できる時間も十分にとられている。

もしかすると、写真アルバムそのもののスキャニングが変わる可能性があると感じた。

冒頭はPFUの執行役員専務の宮本研一氏が、そもそもの開発の経由を語る。
すでに、10年も前から写真アルバムのスキャンの構想はあり、311の東日本大震災の時に泥だらけのアルバムを被災者が大切に持っているところを見て、これは実現しなければという想いになったと語る。

いろんな試作品を経て、現在のカタチになってきたという。

不思議なのは、このカタチが、カメラの元祖のカメラ・オブスキュラに似ているところだ。

カメラ・オブスキュラは、光を集めてそれをレンズで映し出すカメラのいわば先祖だ。

アナログをデジタルに変えるスキャニング構造がオブスキュラに似てくるとはなんとも不思議な感覚だ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カメラ・オブスクラ

カメラで現像され、紙焼きされた写真は、汚れ防止の為に、アルバムのフィルムに貼られて保存されている。しかし、それをスキャンしようとすると大変だ。ネガフィルムも管理が大変だからコピーしにくい。そんなところにiPhoneの設置してスキャニングするという製品がこのOmoidoriなのだ。

PFUはiPhoneを使ってアプリで制御するSnapLiteというLED灯システムを発売しているので、iPhoneにスキャン部分はまかせてしまうという発想は見事だ。すべて自社でやるよりもユーザーが多いところに商機がある。

SnapLite

 

デザインおよびブランディングを担当した、エイトブランディングデザインの西澤明洋代表。
デザイン面で試行錯誤しながら、持ち運びしやすいカタチでiPhoneの機能を拡張する製品に仕上げた。

古い写真が、見事にiPhoneの中で撮影される。ポイントは4つのLEDが2つづつ点灯し、2回ダブルシャッターで撮影(特許申請中)し、それを合成し、テカリをなくすというしくみでフィルムの反射をふせいだのだ。この発想は、完成したものを見るとなるほどだが、開発者はそれを解決するのに相当な努力をされたそうだ。

マーケティング的な使い方の説明として、実家にomoidoriを持って帰り、実家にしかない写真アルバムを撮影して、写真集にして手渡したりすることができる。また、大画面テレビなどで昭和の写真を映し出して愉しむというような使い方を想定している。結婚式の双方の家族の写真をスキャニングするなどにも使えるだろう。

きっと「映像考古学」に果敢に取りくむ、ヒマナイヌの川井さんの心の琴線に触れるはずだ。
期間限定で、古い昭和の町並みのスキャニングセンターを開局してもおもしろいかもしれない。
写真アルバムのオーナーに、インタビューしながら、写真をスキャニングしていく生放送番組。
Omoidoriライブというような、古き当時の想い出を語る番組スポンサードしてくれないかなぁ…とボソリ…。毎週やると、昭和の想い出が、デジタルでソーシャル時代によみがえってくる。
アド街ック天国のフォーマットで、「万博」や「終戦」とかテーマにしていくと面白そう…。
http://himag.blog.jp/archeology/

ミスターScanSnapこと、松本秀樹統括イメージビジネスグループ部長(右)が登場し、質問タイム。開発にあたった小箱雅彦先行技術開発統括部フェロー(中央)、エイトブランディングデザインの西澤明洋代表(左)らが登壇。

Omoidoriをつかった関連スキャニングサービスについてのライセンスを聞いてみた。SPにつながる提案ならば、協業できそうだ。
白黒写真をカラー化する技術と一緒に立派に額装して、米寿の記念におくるようなサービスありだなぁ…。1点10万円から、舛添都知事のように世界堂に額を買いに行って100年プリントにすればありかも…。

 

「鎌倉今昔写真」のブースに、あらら、どこかで見た顔が!
http://kamakura.konjyac.com/

株式会社関心空間の宮田正秀社長が…。

鎌倉の昔と今の写真を撮影するプロジェクトを展開し、全国的なプラットフォームとして提供している。ふむふむOmoidoriと組むことで、さらに加速できるワケですねん。

ちなみに、宮田さんは関心空間としてではなく、個人的にこのカマコンプロジェクトに参加しているとのこと。

モニター機のOnoidoriで写真アルバムのスキャニングにトライしてみます!