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【ヤフー記事】【驚愕!】3年縛りで117万円オーバー!Pepperのある暮らしのコスト

http://bylines.news.yahoo.co.jp/kandatoshiaki/20150226-00043351/

いよいよPepperが、2015年2月27日から初回生産300台の予約が始まる!本体価格は198,000円だ。(※デベロッパー向け購入予約)

http://www.softbank.jp/robot/

Pepperのある暮らしをイメージさせるビデオも公開となった。ソフトバンクのイメージする、Pepperはまるで家族の一員となるようだ。

ソニーAIBOの呪縛

このPepperを語る時に欠かせないロボットがいる。それが、ソニーの生産していたロボット犬、AIBOだ。16年前の1999年6月1日、定価25万円のAIBOの予約3,000台はたった20分で締め切られた。2000年モデルからは通常販売となり2005年末に終了した。ソフトバンクのPepperはこのAIBOの販売モデルに近いと思っていた。まずは価格だ。198,000円は、おそらくほぼ原価に近い価格なのではないだろうか?いやもしかすると原価割れしているのかもしれない(Pepperは完全原価割れだった)。AIBOもそれに近い商品だったからこその値段設定だ。しかし、PepperはCMでも何度も紹介した198,000円+消費税8%(15,840円)実質21万3,840円は未来を手元に感じる価格としてはそんなに高いとは思えない。なんとか無理をすれば買える価格だ。1998年、初代のボンダイブルーのiMac G3は12万8,000円だったが、ベストヒットシリーズとなった。198,000円が高いか安いか?は庶民にとっての最大限のフトコロを刺激する価格のはずだった…。

Pepperの料金プランは驚愕の3年縛りで117万円オーバーに!

しかし、Peppeの料金プランを見て、思わず198,000円プラス通信費程度と考えていた人は思わず、ぶっ飛ぶ価格体系となった。総合計(税込み)にすると、3年間で117万288円となってしまうからだ。契約事務手数料3,240円で、総額117万3,528円が、3年間縛りにかかるPepperのコストの正体だったのだ。あれだけテレビCMでやっていた19.8万円への期待感が…。

本体価格は19万8,000円だったが…
本体価格は19万8,000円だったが…

Pepperの料金プラン

本体価格 198,000円(税込み213,840円)+基本プラン14,800円(36ヶ月57万5424円)+保険パック9,800円 (36ヶ月381,024円)

※Pepper 基本プラン、Pepper 保険パックへの加入は任意です。

※Pepper 基本プランについて、現金販売価格および割賦販売価格は575,424円(税込)です。

支払期間は37ヶ月です。手数料率は0%です。

※Pepper 保険パックについて、現金販売価格および割賦販売価格は381,024円(税込)です。

支払期間は37ヶ月です。手数料率は0%です。

http://www.softbank.jp/robot/price/

Pepper基本プランとは…

■Pepper 本体だけでは、空っぽのパソコンのように何もアプリケーションが入っていません。■Pepperとの日常生活を楽しむにはPepper 基本プランへのご加入が必要となります。■本プランに加入すると、会話機能やロボアプリなど、Pepperとの生活に必須のコンテンツが利用できるようになります■ロボアプリストア アプリストアを楽しむにはPepper 基本プランへのご加入が必要となります。

http://www.softbank.jp/robot/price/basic/

つまりPepperに命を吹き込むためには、毎月14,800円(36ヶ月57万5424円)かかるという。

Pepper保険パックとは…

■人間がケガや病気をするように、Pepperも調子が悪くなることがまれにあります■Pepperは販売価格を上回るコストで作られた最先端の精密機器のため、修理に30万円~70万円程度かかることがあります。■修理費用をカバーする、まさにPepperのための「保険」サービスです。■修理にかかる費用*の90%が保険でカバーされます。さらに、契約期間内であれば何度でも修理が受けられるのが最大の特徴。■修理には1ヵ月程度かかる見込みです■商品の出荷から21日以内での不良の際は、Pepper 保険パックの加入・非加入に関わらず無償で修理または交換致します

http://www.softbank.jp/robot/price/insurance/

これは、まさに本体無料での通信キャリアのプランそのものだ。基本プランがないと、まともに暮らせないし、保険パックがないと、恐ろしくて触れられないではないか!これで「任意」と言われても困る。

定価の600%もかかる割賦販売ってどうよ?

つっこみどころが満載すぎて、198,000円で買う気満々だった気持ちは一気に萎えてしまった…。本体価格198,000円と思っていたら、約600%も高かったのだ。「修理に30万円~70万円程度かかることも」というのであれば、本体価格を最初から110万円としておいてもよかったのではないだろうか?

一般のハードウェアの商品の価格には、1年間の修理交換の代金も含まれていることが多いのが商慣習だ。しかも、36回という異例の3年縛りだ。中途解約をした場合のキャンセル料金などいくらになるのだろうか?中途解約して、ヤフオク!に売りだした場合の権利関係は?また、ヤフーで競り落とした人の基本パックや保険パックは…?(※ご購入後の返品・キャンセルPepper・本サービスはお申込み後の取り消しは出来ません)いや、一番そんな事よりも、今回はデベロッパーの先行販売だから高額なのかも?と期待をしてサイトを探した…。あった!一般販売用のPepperが!いくらになるんだ?

[Pepper]一般販売用の価格はいくらですか?

一般販売用の価格も開発者と同額!
一般販売用の価格も開発者と同額!

http://faq.mb.softbank.jp/detail.aspx?cid=82738&id=e503455757663504a677165646b46504f4f794b6b5878543546566a586a47356c744f77434e2b707175716b3d

■本体価格 198,000円■Pepperとの暮らしを安心してお楽しみいただくための2つのサービスプラン

Pepper 基本プラン 14,800円×36ヵ月(分割支払)Pepper 保険パック 9,800円×36ヵ月(分割支払)

残念ながら、一般用のPepperもデベロッパー用の先行予約と変わらなかった!実質の月額コスト2万6,568円年間にしても、31万8,816円内訳は基本15984円(税込み)+保険10584円(税込み)この2.7万の36回縛りをどう捉えるかだ。

Pepper購入のリスクと愛情問題

本体価格19.8万と年間31万って考えると、ペットを維持している金額に近い。餌、おやつ、ウェア、トイレ砂、病院代金とかでそれくらいの金額になってしまうケースがある。ちょっと持病があるペットとなると3年縛りでは終わらない。老齢化したペットは増えているからだ。ペットはベネフィットが可視化しやすい。可愛いのだ。癒される。しかし、Pepperが何をもたらしてくれるかは、まったく未知数だ。とんでもないロボアプリが画期的な夢の生活を提供してくれるとは、まだ思えない。何よりも、3年間の間でのCPU交換やハードウェアのアップデートも込みと考えれば、むしろ安いのかも知れない。ただ、それも現段階では未知数だ。パーツの交換はあったとしても、本体は3年間使い続けるのだ。ハードウェアの3年後なんて想像を絶する。iPhoneのデビューでさえ、たったの7年間の歴史である。その間にどれだけの陳腐化が進んだことだろうか?3年前のiPhoneなんて、もう持ちたくもない(笑)Pepperにヒトは、ペット同様に子供の頃から育ててきた愛情が注げるのだろうか?

しかし、IBMの人口知能の「WATSON」が搭載されて、Pepperが家庭教師や家庭内図書館になってくれる可能性はある。ソフトバンクが2014年10月8日に日本語版の開発を発表しているからだ。もはやキーボードを使わず、音声や表情で先読みしてくれるホームロボットは必須のコミュニケーションロボットになる可能性もある。

こう考えると、学校や老人ホーム、区役所、各種受付などのキーボードやモニタを介さなくてもコミュニケーションできる場へPepperは投入されるべきだろう。その現場でのビッグデータがクラウドで処理され、高度化されて新たな価値を持つ。3年縛りで117万円オーバー!というビジネスモデル、いや、初月19万8,000円で、月額コスト2万6,568円というビジネスモデル。そして、まだその価値が何も形成されていない時期にどれだけ売れるかは未知数だ。しかし、初回生産300台という台数が、まずは社会にデビューさせたということが重要という数値目標だと思う。キャズムを超えるにはいささか目標が小さい。だから初期は法人ニーズだろう。

実際に社会に影響を与えだすのは、あと2年後2017年ではないだろうか?

あまりにも、3年縛り、117万円オーバーの買い物を家族に説得できない一般人のために、今後の展開を勝手に予測してみたい。

2015年春、初代Pepperが販売され、先行者利益を高価な時期に購入した人がエクスペリエンスできる。2年後の2017年に、廉価版の「Pepper2」 が登場し、クラウドの母数とアプリ課金による社会へのインストール数を増やす。中古下取りを開始し、1年を残して、2017年度内にアップデートする人や「Pepper2」で新規に契約する人たちがターゲットとして増え続ける。そして、本命は3年後の2018年に登場させる「Pepper3」ではないだろうか?タイミングとしては残債がなくなり、データが集積され活用できる2018年~2020年のキャズム超えだ。

AppleWATCHなども2015年春に登場し、3年目、約1100日の経験を終えているので人体との連携もAPIやアプリ経由で可能となることだろう。

「Pepper3」の脚とか頭とか手とかは、まったく現在では想像がつかない形状となっていることだろう。意外に、ヒト型ではなく、しゃべるトイプードル型から、介護ロボット型まで、人体に装着するウェアラブル型とか、ヘルメット型とか、Pepper OSで動くものすべてになっていいるのかもしれない。

ヒトにいつでも寄り添うパートナー型ロボットの総称「Pepper OS」が誕生するともいえる。その日が、はじめてソフトバンクが、携帯電話キャリアから卒業する日になるのだろう。Appleのかつてのユーザーは、現存するAppleの製品を購入するのではなくAppleの未来に投資していたのだ。

まずは、Pepperの未来の人柱となってくれるヒトたちを最大限にリスペクトしたい。

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