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2015年、リクルートポイント(1,000万人)、ポンタ(6,171万人)と統合で7,000万人会員

これは、またビッグなニュースが飛び込んできた。

2015年、リクルートポイント(1,000万人)、ポンタ(6,171万人)と統合で7,000万人会員になるというのだ。
日経新聞の報道をもとに解説してみた。

あくまでも、この合計数は、重複会員が含まれている合計会員数だ。統合した際には、重複会員を省いて発表した方が、データの信頼性は高まることだろう。

むしろ、今回の統合の一番のポイントは、Tポイント経済圏(6,870万人 2012/10)(Tポイント4,500万人 ヤフーポイント2,700万人 合計7,200万人 2013/07に対する数での影響力ではなく、リクルートが抱える、人生に数回という非日常なイベントデータと、ローソンを主とした日常のビッグデータを相互に活用できる点といえるだろう。

Tポイントには、ファミマとヤフー!というネットとリアルの日常の掛け算が成立しているが、リクルートという大型の非日常ポイントが活用されることによって、日本のポイント市場は大きく3分割された。そうネットには楽天ポイントがあるからだ。

リクルートカードの高額ポイントでの2014年3/31日までのキャンペーンなどは、このポンタ統合の際の会員獲得を見据えていたのは、明確だろう。
楽天スーパーポイントは、9,000万人 楽天市場4万2,000店舗存在している。

 

http://www.nikkei.com/article/DGKDASDZ2901D_Z20C14A4MM8000/

    1. リクルートホールディングスと三菱商事系のポイントサービス「Ponta(ポンタ)」は2015年春にも、商品の購入時などにたまる共通ポイントを統合する。
      ※KNNコメント
      リクルートの人生の転換期ポイントで貯まる大型ポイントとコンビニローソンを主体とした日常ポイントの相互の補完関係はとてもシナジーがある。
    2. ポンタの運営会社にリクルートが出資し、運営にもかかわる。リクルートは1千万人超の会員を持つ。統合でポンタは7千万人規模となる。結婚や転職など利用者に関する情報を有機的に結合したデータを分析し、商品開発や販促に生かす。
      ※ポンタ(2010年3月1日サービス開始)5,700万人(2013年末)のビッグデータを活用。6,171万人(2014年3月31日時点)3ヶ月で約500万人増加(471万人)
      http://job.rikunabi.com/2015/company/top/r451951060/

    3. 三菱商事の子会社でポンタを運営するロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)が今夏にも80億円規模の増資をする。リクルートは約15億円を引き受け、既存株主のローソンも追加出資する。増資後のリクルートの出資比率は約15%となる。

      ※資本金2.5億円のポンタ運営会社のロイヤリティマーケティングに80億円規模の増資、そして、リクルートが15億円(15%)のシェア。残りは、三菱系の事業会社と、ポンタ事業提携グループなどの出資が想定される。

      ポンタ事業提携グループ
      http://www.ponta.jp/c/partner/

      株式会社 ロイヤリティ マーケティング
      ポンタ(ポイント事業)運営会社
      主な株主:三菱商事株式会社
      第5期決算公告(2013年3月期) 2013.07.19官報より
      資本金2.5億円 資本剰余金2.5億円 
      利益剰余金-50.24億円 当期純損失0.48億円

      三菱商事の生活産業グループ
      http://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/bg/le/investments.html
      リテイル本部 
      株式会社ディーライツ 
      映像(アニメ・実写)を中心としたライツマネジメント、コンテンツプロデュース

      日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社 
      ケンタッキーフライドチキンとピザハット

      株式会社 ライフコーポレーション 
      首都圏と近畿圏に239店舗(2014年2月末)を展開する業界最大手の食品スーパー

      株式会社ロイヤリティマーケティング 

      株式会社ローソン

      三菱商事が約32%出資し筆頭株主となっているコンビニエンスストアです。店舗数は日本全国で11,609店(2014年1月末)

    4.  リクルートの「リクルートポイント」は宿泊予約の「じゃらん」などで使え、会員数は1千万人以上とみられる。6千万人超が使うポンタはローソンなど約2万2千店舗で利用が可能。今夏にも相互交換を始め、来春にポンタに一本化する。

      ※ローソンの店舗数は、国内 11,609店舗 海外448店舗なので、約1万店舗は、他の事業提携先

    5. 競合するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)系の「Tポイント」は日常使う会員が5千万人程度。昨年にはヤフーとポイントを統合した。リクルートもポンタと統合してネットと実店舗の融合を進める。

      ※Tポイントは、4,229万人(2012/10)
      ヤフーID数は2,641万人

      合計6,870万人。
      Tポイントの店舗数は、約5万店舗(2012/09)

      今回のリクルートポイントとポンタとの提携、そして楽天スーパーポイントで、大きく国内ポイント市場は3分割されたといえる。しかし、そのポイント会員の大半は重複だ。
      Tポイントアライアンスの拡大http://special.nikkeibp.co.jp/as/201207/nbo_markemedia/tpoint.html

    6. リクルートは宿泊予約など個別にIDを発行していたが、現在は結婚情報の「ゼクシィ」や転職情報の「リクナビNEXT」などを1つのID「リクルートID」に集約。複数サービスの利用状況をまとめて把握できるようになっている。
      ※リクルートの媒体ごとがリクルートポイントに集約されることによってのビッグデータ分析が可能となり、それがポンタで集約されることによって、さらなる顧客の消費行動の傾向がほぼリアルタイムに掌握できるようになる。

    7. リクルートは結婚や仕事探しなど、利用者の人生の節目の情報を個別に持っている。今後も人生の節目となる情報を1つのIDに集約していき、一人ひとりが必要とする新たなサービスを提供できるようにする。
      ※リクルートの場合は、一生に一度か数回の高額商品の消費動向データが残り、その人達が日常どんな生活を営むかの傾向をつかめるところは、日常生活習慣ポイントであるTポイント経済圏にはなかったデータである。

    8. ポンタは商品をどんな客層が買ったかなどのデータを持つ。現在はローソンがデータと会員の年齢などを分析し商品開発や販促に生かしている。

      ※今後、ポンタカードなどで会員の属性データでひもづけられるキャンペーンが増えるだろうし、店頭に来店すると、その属性ごとの割引を確認してからコンビニで購入するなど、コンビニ大手の中でも、セブンイレブン(nanaco)、ローソン(ポンタ)、ファミリーマート(Tポイント)などで、割引率によって来店機会が変化するという傾向がでてきそうだ。
      1円安いだけでは、コンビニ消費者は動かないが、ポイント3倍とかは、ついつい動いてしまう。
      また、メーカーも限られたコンビニの棚数×全国店舗の掛け算なので、棚を獲得するための商品の供給にはげむために、結果として、20〜30円引きのキャンペーンはコンビニでもやりやすくなるだろう。

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http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20100125/1030859/?P=2

http://iwataworks.jp/archives/2707


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