「Second Life」のユーザーになってみた。
http://www.secondlife.com/
THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006の講演者として、「Second Life」を開発する
Linden LabのCTOのセッションをみて触発されたからだ。
アカウントを取得し、3Dの世界をダウンロードする。
Wで前進、Aで左、Dで右、Sで後進と簡単な操作を覚えるが、ゲームのやり方がよくわからない。
Cory Ondrejka氏に直接質問する機会を番組で得た。
http://trj.weblogs.jp/blogtv/2006/09/dsecond_life_a1af.html
「とにかくしばらくやってみてほしい。ゲームとしてではなく、実際の世界が展開されているから」とCory Ondrejka氏はいう。
ユーザーになって今日で3日目になるが、ようやくこの世界のすごさが、少しだけみえてきた。これはゲームではなく、新時代のOSであり、プラットフォームであるようだ。
今までのゲームは、任天堂やソニーなどが作った世界であり、ユーザーの声を集めて製品に反映していく。しかし、Second Lifeは、ユーザーが勝手に作品をアップロードしていくことができる。
プログラムやアプリケーションなどのツールを提供することもできる。そして、その製品をSecond Lifeの中で売買することができる。
つまり、Second Lifeは、参加するユーザーによって世界が様変わりしていくところにおもしろさがあるようだ。そこには経済があり、セカンドライフのみで生活をしている人がすでに数1000人いるということで、新しい貨幣の価値観が存在している。
今は未開の土地がたくさんあり、不動産の売買がブームのようである。思わず、ここは投資しておくべきか?と考えてしまうほど、現実に近い。いや、むしろ新しい理想の世界をSecond Lifeに求めてしまう人もいるかもしれない。
ただ、インタフェースが3Dのゲームっぽくなっているところで、ネットワークゲームと誤解されがちであるが、これはOSでありプラットフォームとして一度、体験しておくべきである。
ポイントはこのSecond Lifeも月額課金であるところだ。
ベーシックメンバーは、無料で週50ドルのお小遣いがもらえる。これでSecondLifeの中で暮らすわけだ。
月額9.95ドルのプレミアムメンバーになると、お小遣いは週500ドルとかなり生活水準が上がる。
バーチャルの世界で贅沢するには、ほんの少しの月額料金ですんでしまう。新たな貨幣の価値観が生まれる。
まもなく日本語版も登場するそうなので、期待したい。
KNNでもセミナーを企画したいと思う。