国連安保理とは…安全保障理事会 ロシアによるウクライナ侵攻を止めるたったひとつの方法は  #常任理事国 の『棄権』である

ロシアによる、ウクライナ侵攻を止めるたったひとつの方法は、国連常任理事国の『棄権』である。

国連(国際連合)の安保理(安全保障理事会)の立場がゆらぐ5カ国の国連安保理常任理事国であるロシアと中国の姿勢…。

北朝鮮の弾道ミサイル決議にも常任理事国の中国、ロシアの『反対』で『拒否権』が発生し『否決』された。

安保理の決議には、常に5カ国の常任理事国の同意投票を含む9理事国の賛成投票が必要である。

常任理事国の反対投票は「拒否権」と呼ばれ、その行使は決議を「拒否」する力を持ち、決議は否決される。

常任理事国であるロシアと中国が『拒否権』を行使すれば、一切何も決められない。

それでも決議を決行するにはただいひとつ、常任理事国が、『決議』を『棄権』することだ。

常任理事国:中国、フランス、ロシア、英国、米国

のうちフランス、英国、米国が拒否をすると 反対は中国とロシアの2票

必要とされる9票の賛成投票を得る事ができれば、その決議は採択される。からだ。

決議の採択を決めるためには、『常任理事国』が『棄権』し、ロシア、中国以外の9カ国が賛成投票すれば、決議は採択される。
すると、重要になるのは『非常任理事国』の9カ国/10カ国以上の投票だ。非常任理事国の賛成数9票が重要となった。

2022年末までであれば…。

インドを除いたとしても、1.ケニア、2.メキシコ、3.アイルランド、4.ノルウェー、5.アラブ首長国連邦、6.ガーナ、7.ガボン、8.ブラジル、9.アルバニア
が賛成すれば、国連決議が成立する。

2022年で インド(ロシアに友好姿勢)が非常任理事国が外れる。

しかし、2022年末まで待つことなく、ウクライナ侵攻に対する国連安保理決議は、常任理事国棄権で、非常任理事国の9カ国の賛成にかける意味はありそうに思う。

国連の価値がまだ残っているうちに…。常任理事国が戦争をしかければ、安保理の意味はどこにないからだ。

現在の非常任理事国でもインド反対でも9票は決まると思うのだが…。

    • (1)常任理事国:中国、フランス、ロシア、英国、米国
    • (2)非常任理事国
    • 2021~22年任期:インド、ケニア、メキシコ、アイルランド、ノルウェー
    • 2022~23年任期:アラブ首長国連邦、ガーナ、ガボン、ブラジル、アルバニア
    • 2023~24年任期(今回選出):日本、モザンビーク、エクアドル、マルタ、スイス

国際連合の下部組織

Security Council

安全保障理事会とは…

国連憲章のもとに、国際の平和と安全に主要な責任を持つのが安全保障理事会である。

理事会は15カ国で構成される。

常任理事国5カ国中国、フランス、ロシア連邦、イギリス、アメリカ
と、総会が2年の任期で選ぶ非常任理事国10カ国である。各理事国は1票の投票権を持つ。手続き事項に関する決定は15理事国のうち少なくとも9理事国の賛成投票によって行われる。

実質事項に関する決定には、5常任理事国の同意投票を含む9理事国の賛成投票が必要である。

常任理事国の反対投票は「拒否権」と呼ばれ、その行使は決議を「拒否」する力を持ち、決議は否決される。

これまで、5常任理事国すべてがさまざまな折りに拒否権を行使してきた。

常任理事国は、提案された決議を完全には支持できないが拒否権によってそれを阻止することを望まない場合は、投票を棄権することができる。それによって、必要とされる9票の賛成投票を得る事ができれば、その決議は採択される。理事会の議長はアルファベット順に1カ月ごとに交代する。

https://www.unic.or.jp/info/un/un_organization/sc/

 

 

 

■『インド』が今年までの非常任理事国

  • (1)常任理事国:中国、フランス、ロシア、英国、米国
  • (2)非常任理事国
  • 2021~22年任期:インド、ケニア、メキシコ、アイルランド、ノルウェー
  • 2022~23年任期:アラブ首長国連邦、ガーナ、ガボン、ブラジル、アルバニア
  • 2023~24年任期(今回選出):日本、モザンビーク、エクアドル、マルタ、スイス

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/unp/page1_001200.html

■『非常任理事国』にブラジルなど5カ国 任期2年

 

国連総会(193カ国)は11日、安全保障理事会非常任理事国として、

ガボン、ガーナアラブ首長国連邦(UAE)、ブラジルアルバニアの5カ国を選んだ。任期は来年1月から2年間。

エクアドル、日本、マルタ、モザンビーク、スイス

 

安保理改選、日本が12回目の非常任理事国に

2022年06月10日

国連総会でこのたび、安全保障理事会の非常任理事国(10か国)のうち今年で任期が切れる5か国の改選が行われ、エクアドル、日本、マルタ、モザンビーク、スイスの5か国が選出された。

これら5か国は、今年末で任期を終えるインド、アイルランド、ケニア、メキシコ、ノルウェーにかわって、来年1月から2年間の任期を務める。

日本が非常任理事国に選ばれるのは12回目で、加盟国の中で最多。前回の任期は、2016年-2017年の2年間だった。

https://www.unic.or.jp/news_press/info/44243/#:~:text=%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%B7%8F%E4%BC%9A%E3%81%A7%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%B3,%E5%B9%B4%E9%96%93%E3%81%AE%E4%BB%BB%E6%9C%9F%E3%82%92%E5%8B%99%E3%82%81%E3%82%8B%E3%80%82

 

■北朝鮮制裁決議案を否決 国連安保理、中ロが初の拒否権―機能不全露呈、総会説明へ

国連安全保障理事会(15カ国)は26日、公式会合を開き、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け対北朝鮮制裁を強化する米国主導の決議案を採決したが、常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使して否決された。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022052700200&g=int