支持政党なし でGoogle検索すると…
116万件がヒットする。
http://支持政党なし.com
はトップだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/支持政党なし_(政治団体)
だが、日本語が化けた場合はこちらのURLとなる
http://xn--68jubz91pp0oypc1c.com/
比例区で「支持政党なし」と書くと…
比例区で「支持政党なし」と書くと…「支持政党なし」を支持していることになる(笑)
なんというウルトラC級な党名を考えたのだろう。
勘違いや、支持政党がない人が、間違って入れる可能性があるからだ。
しかし、これは見事なアイデアだと思う。また、この政党名でも、公職選挙法的にも合法でクリアしている。
そして、単に誤解する「支持政党なし」層を利用しているだけではなく、支持政党のない人や既存の政党に反対の人のために、政策を一切持たないで、党員のネット投票によって支持を決めるという新たなネット時代の政治の手法を提唱している。いわば、国民の意見を多数決で国会に届ける代議士の役割だ。しかもネットやスマホで決議を送れ、国政に間接的に関与できるのである。
http://xn--68jubz91pp0oypc1c.com/rinen.html
しかし、そう考えると、参議院よりも、衆議院のほうが向いているのでは?と思ってしまうが、6年間という長期でしかも解散がないことを考慮すると参議院という選択だったのかと思う。
これはこれで斬新なようであるが、過去に何度もこの手法はトライされている。政界を引退された、元・日本を元気にする会の松田公太さんも同様の手法は提唱されていた。
ただ、党員資格や、党や代表者のバックボーンなどをもっと明確に打ち出して、信用力をつける必要性はあるだろう。
「支持政党なし」法律上の瑕疵(かし)はない
「瑕疵はない」という言葉は便利なものだ。可能性があるではなく、可能性を否定するものではない。という責任を取らない人がよく使う言葉だ(笑)。
❏無党派の人が「支持政党はありません」という趣旨で、間違えて投票する可能性も考えられるが、大丈夫だろうか。総務省選挙課にハフポスト日本版が取材したところ、「公職選挙法では、他の政党とまぎらわしい党名や、代表者名を想起される党名については認めていないが、『支持政党なし』については法律上の瑕疵はない」とコメントしている。
❏共同通信によると政党「支持政党なし」は、2014年の衆院選比例北海道ブロックで、社民党の約5万3千票を上回る約10万票を獲得したことが話題となった。今回の参院選では、佐野秀光代表と本藤昭子・九州地区代表の2人が比例代表全国区に立候補しているほか、北海道、東京、神奈川、大阪、熊本の4選挙区で候補を擁立している。
http://www.huffingtonpost.jp/2016/06/22/shiji-nashi_n_10622446.html
社民党を上回ったという点が、「支持政党なし」の党名の誤解だったのか、支持なしが支持されたのかは誰にもわからない。
だから、今回も誤解をまねきやすいのも事実だ。
民進党比例候補の有田芳生さんからのツイート
Tweets by aritayoshifu
https://www.minshin.or.jp/candidate/6121
昨日から都内を走っています。あちこちの公営掲示板に「支持政党なし」のポスターがズラリ。選管は機敏に対応すべきです。 pic.twitter.com/UnnNo3Iv49
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2016年6月28日
@aritayoshifu 有田さん、支持政党なしの選挙区のポスターがズラリと貼られていて、「選管に機敏に対応すべき」とはどういう事ですか?違法だという事ですか?公選法をご存じない一般の方々の発言であれば未だ判りますが、公然と事実を摘示し人の名誉を毀損していませんか?返答願います
— 支持政党なし (@sijinashi) 2016年6月28日
実は、現職の国会議員である有田芳生さんですら勘違いするくらいの奇策な戦術だったからだ。
ボクもこれには、東京選挙区になぜ比例区のポスターを貼っているのか疑問に思った。
しかも、東京都選挙区のポスター板には、連番で貼られているのだ。
選挙ポスターの番号のしくみ
選挙ポスターの場所を表す番号は、公示日の朝8時30分、2回くじ引きをおこなって、決定される。
1回目は、くじ引きを引く順番を決めるためのくじ引き。
そして、2回目に、引いた番号によって選挙ポスターの番号が決まり、一斉にその番号にポスター貼り舞台が動き出すしくみである。
では、どうやって連番の枠をゲットできたのか?
なんと、公示日の朝8時30分のくじ引きには参加せず。戦わずに勝つ!奇策!
「支持政党なし」の候補者は時間おくれで4人で現れ、空いている番号を見事連番でゲットしたということだ。
これも、公示日の17時までに立候補を受け付ける法律だから、まったく違法ではない。
こういうアイデアを実行できるのは「選挙ハック」としユニークかと思った。ホント、やるなぁ…。
4人で列を組んで、遅れて獲得した連番だという。なんとすごいアイデアだ!
なぜ?連番のポスターの枠がゲットできたのか?
インタビュー全編
東京都選挙管理委員会に、本当にいいいんかい?と聞いてみた
これもまた、選挙ポスターとしては、事前審査でも必要な候補者名の要素は、サイトで確認ということ。であるが、これも違法ではない。
URLはなく、「支持政党なし」で検索とある。 SEOが悪いとどうやってカバーするつもりだろう。
選挙区は「支持政党なし」検索 公認候補者へとある。
選挙ポスターに関しては、「候補者の名前を書かなくてはならない」という文言はなく、候補者名をしらしめる文言があるので問題ないとのこと。
これは日本の、いや世界の近代政治史の歴史に残る、はじめての候補者名のない非常にレアなポスターとなることだろう。そして、この4連番でのポスター掲示も初ではないだろうか?
一応、親切にURLを記述すると、
http://支持政党なし.com/election.html
http://xn--68jubz91pp0oypc1c.com/election.html
こちらに候補者がズラリと紹介されている。10名いるので、比例で600万×2名で1200万。選挙区で300名×8名で2400万。10人の擁立で、 合計3600万かかっている。
しかし、「支持政党なし」の
第24回参議院議員選挙 候補者募集中(募集は終了しました)には、
支持政党のない方
政策にこだわりのない方
党員の多数決の意志決定に素直に従い、使者となりきれる方
正業もつか、年金だけで政治家でなくても、暮らしていける方
供託金及び選挙費用を自ら用意できる方
※候補者募集は終了いたしました。
と書いている。ユニークすぎる。
しかしだ!!!
各選挙区で、候補者の名前でなく、「支持政党なし」と書かれたらどうなるのか?
このポスターを見て、賛同した人が、比例区ではなく、東京選挙区に「支持政党なし」と書いて投票した場合、その票はどう扱われるのか?
1.候補者に該当者がないので無効票となる。
2.支持政党なしの中で順番に分配される。
3.(※東京の場合、都内62)区市町村の開票管理者に任せられる。
4.それ以外の判断
さて、どれだろう!
正解は、3の開票管理者に任せられる。
である。 結果としては、支持政党なしでは選挙区では、1の候補者に該当者がないので無効票となる可能性が高くなる。
極めて、候補者名がないと無効票になる可能性が高いのだから、せめて選挙区の候補者名は必要だろう。
しかし、比例区では、今回の選議員選挙では、 「支持政党なし」 と思わず書いてしまいそうな人がいると、「支持政党なし」 が比例区で、2議席は確保できる可能性は出てくる可能性がある。
国民の半数が「支持政党なし」な状況であり、「支持政党なし党」という比例での選択肢が頭をよぎるからだ。
投票に行くなら、せめて、最低限、名前と顔ぶれくらいは、見ておいてまったく損はないだろう。
- 比例代表
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ほんどう あきこ本藤 昭子熊本県出身
党九州地区代表
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- 北海道選挙区
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なかむら おさむ中村 治北海道出身・63歳
党北海道代表
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- 東京都選挙区
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おおつき ふみひこおおつき 文彦東京都出身・49歳
党事務局長(城北・城西地域担当)
新宿・杉並・中野・豊島・文京・板橋・北・荒川・練馬
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- 東京都選挙区
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さとう ひとし佐藤 ひとし千葉県出身・45歳
党東京都副代表(城南地区担当)
千代田・中央・港・目黒・渋谷・世田谷・品川・大田
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- 東京都選挙区
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さめじま りょうじさめじま 良司鹿児島出身・61歳
党事務局次長(城東地区担当)
足立・葛飾・江戸川・江東・墨田・台東
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- 東京都選挙区
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ふかえ たかし深江 孝大阪府出身・54歳
党事務局次長(三多摩地区担当)
東京23区外
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- 神奈川県選挙区
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かたの えいじ片野 えいじ神奈川県出身・45歳
党神奈川県代表
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- 大阪府選挙区
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さの あけみ佐野 明美熊本県出身
党大阪府代表
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- 熊本選挙区
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ほんどう てつや本藤 てつや熊本県出身・62歳
党熊本県代表
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「支持政党なし」の比例代表の佐野さんをウィキペディアで調べてみた…
ここまで、「支持政党なし」のことを礼賛してきたが、代表者とみられる佐野秀光さんがどんな人か気になった。
そう、選挙は、気になる候補者を調べてみることが重要だ。
ハッシュタグなどもリアルタイムにいろいろと状況がわかる。
http://www.sano-hidemitsu.jp/
https://ja.wikipedia.org/wiki/佐野秀光
政治家になるための活動資金の確保を目的として実業家を志す[1]。1989年、日本大学在学中に同附属高校生向け家庭教師派遣会社「日統一ゼミナール」を設立。1991年3月、自身を代表取締役とする株式会社情報通信ネットワークを設立[2]。2008年8月、自身のダイエット体験に基づく著書を発表[3][4][5]。
2009年6月、「どうせ自殺するなら臓器提供を」をキャッチフレーズとした[6]政治団体「新党本質」を結成。第45回衆議院議員総選挙で比例北海道ブロック[7]に義母の本藤昭子[8]とともに立候補し落選。2010年、第22回参議院議員通常選挙で東京都選挙区から立候補し落選。
2012年11月、安楽死制度を創設することにより、臓器提供や自殺防止に繋がり、国民の将来への不安を軽減すると主張する「安楽死党」に政治団体の名称を変更[9]。第46回衆議院議員総選挙で東京4区から立候補し落選。
2013年7月、政策を持たず個別の議案ごとにインターネット投票に基づく結果を議決権として行使することで直接民主制による民意を国政に反映させると主張する政治団体「支持政党なし」[10]を結成、第47回衆議院議員総選挙で再び比例北海道ブロックへ本藤昭子[11]とともに立候補[12]し落選。