2009年04月23日(木)
うーん、「トクダネ」の得もりコーナー中での突然のニュース
しかも、公然わいせつ容疑
一番、ありえなそうな人が、なんかの間違いでは?
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090423/crm0904230903005-n1.htm
※追記、事件から1日経過。
どこにいっても、昨日はこの話題で持ちきり。
個人的には、酔っ払って迷惑をかけてしまっただけという印象。
ただ、「有名タレント」という職業柄、社会に与える影響はとてつもなく大きい。
テレビ朝日の「ぷっすま」で草なぎさんと一緒にお仕事をさせていただいたことがあるが、
スタッフの誰よりも、ていねいで、そして誰に対しても、低姿勢、収録終了後も、「ありがとうございました」と、心から言ってもらえ、とても気持ちよく仕事をさせていただいた記憶がある。
小さな頃からジャニーズの中で、たたき上げられているというのはこういうことなんだと感じていたほどだ。
鳩山大臣の、「最低の人間」発言は、ちょっと過激すぎた。あの人はいつもながら言葉の怖さを知らないようだ。
「友達の友達がアルカイダ」とか、「最低の人間」はいつか自分の身にふりかかってくることだろう。
中川大臣の酩酊会見に対しては、与党からは「最低の人間」という言葉はどこからもでてこなかった。
あの会見のほうが、よほど、公然わいせつ会見だったとボクは思う。
今回の事件、得にテレビ業界に影響は多大だ。
なによりも、CM収入の減収は手痛い。
ジャニーズ事務所の損害は約50億円におよぶという。
ヤマサ醤油 夏のCM計画 白紙 ポン酢醤油のメインキャラクターだった
トヨタ自動車 レンタリース 契約打ち切り
P&G アリエール CM自粛 契約打ち切りもアリエール
総務省 地デジキャンペーン CM中止
公共広告機構 エコキャンペーン広告当面自粛
もちろん、これらのスポット広告をすべて停止させられたテレビ局のスポット収入に影響も出はじめている。
レギュラー番組、および、収録、編集後の番組もお蔵入りの可能性が高い。
また、9月5日からの公開をめざして、ティザー番組を計画していたテレビ朝日は、さらに手痛い。
4月25日、順次スペシャル番組を放送予定していたからだ。最近のテレビ局事業の映画のプロモーションは、半年前から、テレビでの特番による記憶の刷り込みで、劇場への誘引をはかるだけに、キャンペーンが何もできないのは映画としては失敗を意味する。
しかも編集作業も公開できないとなると、今後の予算のかけかたが変わるだろう。
スケジュール的にも、「Always 三丁目の夕日」の山崎監督なので、今はCGをふんだんに使ったシーンのファイナルカットという段階だろうか?スケジュールギリギリまでの編集作業にも、なんらかの影響を与えることも確かだ。
たかが、酒を飲んでのマッパ騒ぎだが、草なぎさんが、しょっているものは大きすぎた。
前回の稲垣さんと同じく、彼の姿は、半年以上も見ることができなくなってしまうのが寂しい限りだ。
最悪の事態は、ジャニーズ事務所と吉本興業なしでは、なりたたないテレビ業界にも影響がある。
ジャニーズ事務所が、草なぎさんの事件を早めに収束するために、一切のタレントを自粛として一ヶ月出さないという判断をしたとしよう。
こうなると、テレビ局そのものがヤバくなる。それだけ、一事務所のタレントに依存してきてしまっているからだ。
ジャニーズ事務所のタレントがいない、ゴールデンの番組がどれだけ成り立つのか?
また、同様に吉本のタレントが出ないゴールデン枠の番組がどれだけ成り立つのか?
どちらも、生もの人間を扱う以上、事故はかならず発生する。
一事務所のタレントだけで構成するリスクを考慮しておく必要があると思う。
番組制作を、制作会社と、放送作家、ジャニーズ、吉本だけにたよりきっているテレビ放送局の番組制作のありかたを考えてみるいい機会なのかもしれない。