週刊SPA!「勝手に予測!SNSで儲けるビジネスモデルはこれだ」

今週の「週刊SPA! (9/28日号)」の「ソーシャルネットワーキング儲けのカラクリ」P.83~85で「勝手に予測!SNSで儲けるビジネスモデルはこれだ」に紹介された。最近とくにSNSまわりの執筆や講演やいろんな相談ごとが増えてきている。

SPA!の中でも「日本のSNSは機能・インタフェースも含めて世界のSNSのトップレベルにある」とお話した。
その中でもSNSが流通業者とつながるサービスはインパクトがあるビジネスモデルかと思う。

たとえば、Mixiはクロネコヤマト、Greeは佐川というように、それぞれのID番号と現在の届けてもらいたい住所に届けてもらうようなシステムをSNSで運営する。SNSで自分が最初に自宅にいそうな時間や希望日を打ち込んでおけば、知人からの荷物や定期的な発送スケジュールにあわせて荷物が発送されるという仕組みだ。

この仕組みはかつて、ネットグローサーのWebvan.comが採用していた「スケジューリングデリバリーシステム」だ。自分が毎月買っているようなもには、毎週、何曜日の何時頃に届けられるかが決まっていて、その日は人は家で在宅しているので、流通業者としては不在の家に何度も向かう必要がなくなる。

また、顧客の粘着性の高いSNSであれば、誕生日ギフトを送ったり、オークションなどと、リアルな物品の移動も考えられ、流通のサービス網が確立されれば、SNSのデータ使用量を企業が支払うというビジネスモデルも成立する見込みがあるだろう。

SNSは、既存のインターネットメディアとしての広告よりも、より生活に近いところでも収益構造が考えられることだろう。

住所管理機能としても、たとえば、知人が会社をやめようが、国外にいようが、ネット上での動きがあれば、感じとれるようになってきている。まさにSNSやblogが近づくことによって、「第6感的なセンス」にも近づいていくる。

さらに、今後は、blogに、IMやPtoPのIP電話の www.skype.com のダイレクトにつながるコミュニケーションツールや、メディアカテゴリー検索の www.a9.com などの「検索結果の共有」によるつながりなどが連動してくると、さらにネット上でのコミュニケーションが活発となり、20世紀の代表的な「受身(Push)」の娯楽産業から、積極的に情報を「引き出すPull」娯楽に進化することだろう。

すでに、http://news.google.co.jp/で、ニュースの串刺しでいろんなニュースが串刺しされいるが、そこから知人のblogやいろんなところへリンクされ、あらゆる意味で新しい情報を再加工する動きがでてきそうだ。
有名な評論家よりも、ネットでつなっがったよく知っている知人がエージェントになってもらったほうが、便利で役立つだろう。また、有名な人もN対Nのコミュニケーションではなく、従来メディアを介さない自分対Nのメディアがblogで成立していきはじめている。

ちなみに「Gree」の友達リストはこのようにblogで簡単にHTMLで紹介できるようになった。
タイトルまでが表示できるようになったり、エントリーのジャンルが分類できれば、「RSS」を活用した、新たな「個人情報新聞」をあたかも読んでいるような気がする。すでに大手メディアの万人向けの情報は死に、知人がフィルタリングとなる新たなSNSメディアの時代が始まっている。

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