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USAトゥデイは、1982年に発行された全米最大の発行部数211万部を誇る新聞だった。全米50週すべててで販売される全国紙でもある。
すでに発行部数は190万部まで減少し、ニューズコーポレーションのウォールストリートジャーナルに抜かれてしまった。
「全米の高成長市場に広がる放送、デジタル、出版事業を擁する多様なマルチメディア企業として当社は見事に生まれ変わった。(今回の買収は)こうした過程において重要なステップだ。(中略)キャッシュフローの大幅改善や財務面の強化につながり、速やかな債務返済が可能になるほか、堅実な資本配分を維持できる」グラシア・マルトーレ最高経営責任者(CEO)
2013年06月13日 ローカルテレビ局20社を負債も含めて22億ドルでベロ・コープの買収を発表した。ベロコープはローカルTV局20社を傘下に持つ企業。
ガネット所有の23局がベロコープの20局合わせ、43局となった。
これにより、ガネットは、全米4位のテレビネットワーク企業となった。
ベロコープ買収により、ガネット米国家庭の約1/3を網羅する米国4位の主要ネットワーク網となる。
ローカルTV、上位25市場の21局がガネットの傘下に置かれる。
ガネットのEBITDA(利払い前・税引き前・償却前利益)のうち、放送事業が50%超を、デジタル事業と合わせると60%超を占める見通しだ。
新聞事業のシェアは減少していく。
買収は年内に完了する予定で、ガネットは完了後3年以内に実現できる相乗効果が年間約1億75000万ドルに上るとみている。多額のキャッシュフローを生み出し、完了後1年以内に調整後1株利益を約0.50ドル押し上げる見通しだという。
ガネットはまた、株式買い戻し計画を継続する方針を明らかにした。従来計画を新たに3億ドル規模の計画に置き換え、向こう2年間で買い戻しを実施していく予定だという。
Gannett Co Inc (GCI.N) (ニューヨーク証券取引所)
株価は発表と同時に好調だ。