また、Windows Vistaのゴミ箱を削除してしまった。
もう、かれこれ、何度も削除してしまっている。
普通、ゴミ箱を右クリックしてすることはというと、9割は「ごみ箱を空にする」のではないだろうか?
ごみ箱を削除したい人なんて、何割いるのだろうか?
それを証拠に、同じようにVistaのゴミ箱 行方不明事件に巻き込まれている人が、検索するように「Vista ごみ箱」で検索すると、
Vista ごみ箱 に一致する日本語のページ 約 104,000 件登場する。
「Vista ゴミ箱」にすると、なんと
Vista ゴミ箱 に一致する日本語のページ 約1,520,000 件も登場する。
その大半が、Vistaで誤ってゴミ箱を消してしまった人への対策だ。
本家本元のマイクロソフトのサイトなんてまったくヒットしない。
マイクロソフトのテクニカルサポートを1,520,000 件も赤の他人が作っているからすごい。
たくさんのエントリーが並ぶ、その中での対応策をまとめると、だいたいこんな感じ。
(1)デスクトップ画面上で右クリックします。
(2)個人設定を選択。
(3)個人設定画面の左上、タスクの下の「デスクトップップアイコンの変更」を選択(4)デスクトップアイコンの「ごみ箱」を選択し、
(5)適用もしくはOKで
(6)ごみ箱がデスクトップに復活しています。
(7)次回から気をつけましょうね!
いや!気をつけるのはマイクロソフト側だ!
問題は絶対にマイクロソフトにある!
これほどまでに、ごみ箱が社会から、行方不明になっているのに、なぜマイクロソフトは改善しないのだろうか?
サービスパックはいつまで出さないつもりなのだろうか?
もしかすると、Windows7と無償交換なんてステキなプランをご用意してくれているのか?
通常、ごみ箱の中身を削除する時は、
「これらのすべての項目を完全に削除しますか? はい、いいえ」
となる。
ごみ箱そのものを削除する時は、(そんな人は、とっくにlinuxを使っていますが)
「ゴミ箱アイコンをデスクトップから削除しますか? はい、いいえ
コントロールパネルの「個人設定」を使うと、後で元に戻すことができます。」
となる。
しっかりと読めば意味がわかるが、ごみ箱を空にする時なんて、ひとの頭脳のCPUはアイドリング状態になっており、複雑な文字など読んでられない。
そして、いざ、書類をドラッグして、ごみ箱へ…と思って、レレレとなるのである。
ボクはもう、これで7回くらいごみ箱を、ハードディスクのどこかへ削除してしまっている。
答えは簡単だ。
ごみ箱を消そうとした人に、
「コントロールパネルの「個人設定」を使うと、削除することができます。」
を表示すればこんなまぎらわしいことには絶対にならない。
どうしても、便利になることも、不便になることも、同じプルダウンメニューに列挙するインターフェースのセンスを疑う。
スティーブ・ジョブズや、ジェームズ・ダイソン、LAMYの万年筆デザイナーであれば、デザインの美学ですぐにアップデーターを出させることだろう。
しかし、ビル・ゲイツにスティーブ・バルマーにこれらのセンスを求めることは難しい。
人に使えないものを作ると、ビジネスチャンスになると思っていた頃のIBMでもない。
ごみ箱を削除してしまうOSを作っている間は、Yahoo!を買っても、facebookを買っても意味がないでしょう。
マイクロソフトには、申し訳ないが、デザイン部門やUI部門に、動物ではなく、人間を採用してもらうしかない。
いや、サルでも使えるくらいパソコンはそろそろ簡単になっていいはずなんだよ。本当は。