過去OSという自社が最大のライバルのマイクロソフト
マイクロソフトの最大のライバルは、アップルでもグーグルでもない。過去のマイクロソフトだ。
Windows 8のシェアは16%で打ち止め、Windows 10に賭けるMicrosoft
http://jp.techcrunch.com/2015/07/02/20150701windows-8s-market-share-maxes-out-at-16-as-windows-10-looms/
Microsoft、Windows 10は7月29日に公開と発表
http://jp.techcrunch.com/2015/06/02/20150601windows-10-is-available-july-29/
まったく興味を抱かないWindowsの最新OS
Windows7のOSで、まったく問題がなく使える。セキュリティ面だけが気になるくらいだ。Windows8のようなタブレットのように画面触ることにも興味がない。そもそも、ハードウェア的に魅力がなにもない。Surfaceのように自社でハードも販売しはじめると、ベンダーのヤル気も削がれる。
今だにサポート完全停止のwindows XPの20%のシェアに勝てないWindows8の最高16%のシェアがすべての失策を物語っている。負のスパイラルへまっしぐらだ。しかも売上が保持されているからこの失策に気づいていないのが最大の失策だ。
Windows9の名称をジャンプして10がまもなく公開される
1年間だけ無料で配布という、Windows 10 にどれだけの人が集うのだろうか?
一年だけ無料ということは、それ以降は有償ということだからだ。
それは、過去OSで不満を持っていない人にとっては、ベネフィットではなくリスクでしかない。
まずは、対応しているプリンターやスキャナーなどの不具合を払拭するほどのベネフィットが感じられないからだ。新しいPCやスマホに最初から入っていれば使うがそれ以外はないだろう。
動かなくなるアプリが増えるのに、あえてOSを新しくしたくない。
2年おきにリプレイスするスマホ時代に14年前のOSが駆動
Windows7が登場したのが、2009年9月1日 6年前になる。
WindowsXPが登場したのが、2001年10月25日 14年前になる。
この7とXPで、全世界のOSの、75%以上というから、マイクロソフトの戦略上の失策はこれからの歴史で語り継がれることだろう。
すでにパッケージ流通の時代でもなく、OSで課金をするという意味もない。
OSは無料で、この70%を置き換えるため、もっと軽くて機能限定バージョンのXPや7でもブラウザとOfficeが動くOSを、NewXPとして配布させる。
そして、Office Sweetだけを年間980円で提供し、死ぬまで獲得する。10億台のデバイスで稼働すれば、それだけで、1兆円近い売上が毎年継続する。
なぜ人々が、無料のGoogle Docsを使わないのかを考えればわかりやすい。無料より怖いものはない。
そして、Microsoftは、サポートするよりも、セキュリティソフトを有償で販売する。それがOfficeを超える売上になることだろう。
Microsoft、Windows 10は2~3年以内に10億台のデバイスで動くと予想
Windows 10を現行のWindows 7, 8および8.1ユーザーに1年間無料で配布する決定を下した
http://jp.techcrunch.com/2015/04/30/20150429microsoft-expects-1-billion-windows-10-devices-in-2-3-years/
マイクロソフトのOSシェア
Windows10がこのシェアの中にどれだけ切り込んでいけるのか?
1年間無料ではなく、4年間は無料にしない限りには意味がない。
つまり、Windows10は、永久に無料で、4年後にWindows11にすればいいだけである。
マイクロソフトは取り返しのつかない負のスパイラルへ歩みだそうとしている。
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