http://twitter.com/#!/fujiitomohisa/status/80832796477763585
テレビ朝日の藤井智久ゼネラルプロデューサーが「ついに民放全局の視聴率が1ケタになった」とツイッターで呟いているとネットで話題になっている。
1ケタになったのは19時台全ての番組。もともと19時台はゴールデンタイムの入り口で、視聴率や広告収入が見込めたドル箱。しかし、10年ほど前から不振が続き、メインターゲットとしていた小学生から高校生がテレビから離れてしまったという。
「見たい番組がない」など大量のリツィート
藤井ゼネラルプロデューサーは2011年6月15日、ツイッターで
「ついに昨日、19時台の民放は全局、視聴率が1ケタになった(関東地区)」
と呟いた。昨日というのは14日(火)のことで、新聞のテレビ欄を見ると「泉ピン子宮古島に来襲」「AKBVS戦隊ヒーロー」「熟女4人が下町電車旅」などの番組が並んでいる。
この呟きがネットで大きな反響を呼んでいて、
「正直、見たい番組が、ない…TV 本当にもういらないかも・・・」
「5年後にゴールデンが全局一ケタでも驚きもしない」などと「当然」と受けとめるリツイートが大量に寄せられている。
19時台という「ゴールデンタイム 19:00-22:00」から欧米並の「プライムタイム 20:00-23:00」へとシフトしたという見方もできる。
しかし、専業主婦から共働きといった欧米並の生活習慣という生やさしいものではない。
そのうち、プライムタイムでも視聴率が1ケタになるのも時間の問題だろう。
早急にビデオの再生数調査や、ネットワーク視聴、ワンセグなどの数値を合算して、正常な視聴数を掌握しておく必要があるだろう。
それでも、この10年の間に、情報メディアが大量に増加した。
さらに昨年からのソーシャルメディアは、マスの情報の一次情報があれば、誰もがその情報の介在者にもなり、さらにそのキューレーションや編集に、コメンタリーも残すことができる。
一次情報ソースをもとに独自に取材をするUSTREAMERやツイキャスターにニコ生らーの登場はテレビのニュースショーをも凌駕するローカル力とコミュニティ力を持っている。
テレビの真価が本当に問われる時代が予想よりも早くやってきたのだ。
地デジ「コンテンツ」の準備を真剣に進めなければならないのはテレビ局のほうではないだろうか?